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読書からの学び

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50代の自分がキャリアを考える上で、読書からの気付き、学びを抽象化しながらメモしています。
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記事一覧

40歳の壁をスルッと越える人生戦略。キャリアデザインを考える

「やりたいことが見つかるワークショップ」の活動について、知人に話をしたところ、「『40歳の壁』をスルッと超える人生戦略(尾石晴さん著)」を紹介されました。 同書では、「お金・つながり・健康」を一生維持できるキャリアデザインが大事だと書かれています。 自分の意思でキャリアを切り拓くことは、私のキャリア観とも一致していました。 共感したキーワードを紹介していきます。 ■キャリアの転機のタイミングが65歳(定年)で来るより、アラフォー(「40歳の壁」にぶつかる時期)で来るほうが

やりたいことがある幸せ。定年を迎える女性管理職のセカンドキャリア選択

「セカンドキャリアで何を手に入れたいのか」 「プロティアンシフト ~定年を迎える女性管理職のセカンドキャリア選択~」(田中研之輔+西村美奈子著)を読んで、やっぱり一生働き続けたいな~、と思いました。 働いて何かしらの対価を得ることで、人の役に立っているという実感を持ち続けたいと強く感じました。 ■「やりたいこと」は人生で1つではない「やりたいこと、ないんだよね・・・趣味もないし。」と 語る先輩をこれまで見てきました。 確かにこれを読むと、「本当にやりたいこと呪縛に囚わ

責任感を手放すと、気持ちがすーっと楽になった

「責任感なんて、もういらないないのよ」。 とある会合での懇親会での会話です。 働いていると、任されることがどんどんと大きくなり、マネジャーに昇進してからは、いつの間にか、「責任感」を背負ってしまっていました。 「私がやらなければならない!」 「私しかやれない!」 とつい、思い込んでしまうものです。 役職定年になっても、自分が無意識に負っている「責任感」から解放されることはなく、 「責任感なんて、もういらないないのよ」。 と聞いて、自分でも囚われていたんだな、と気付きまし

100歳まで謳歌したい!

昨年に「100歳まで生きる」と決めて、そこから逆算することで、「やりたいことをやる」ことをより大事にするようになりました。 「55歳からやりたいことを全部やる!時間術」(臼井由妃さん著)でも、私と同じ考え方で書かれていました。 時間に限りがあるからこそ、やりたいことからやる!のです。 臼井さんの例は、ちょっと極端な部分も感じますが、 時間の使い方は自分で決める! のが大事だと再認識しました。 最近では、90歳まで働き続けるには、やっぱり 健康第一! と考え、運動する時間

長く現役でいたい

「老いては「好き」にしたがえ!」(片岡鶴太郎著)を読んで、年を重ねながら人生を楽しむことがとても素敵だな、と感じました。 ■新しいことを学ぶのは楽しいキャリアコンサルタントの試験が終わってから、2つの新しいことを始めました。 1つは、ヨガ。 ここ最近の運動は軽いジョギングだけでしたが、体の柔軟性やしなやかな動きに憧れて、数年ぶりに復活しました。 まだ数回通っただけですが、ジョギングと同様に、頭を真っ白にすることができ、とてもスッキリとします。1年後には、“あの”ポーズ!が

2023年、読書から学んだこと

2023年、皆さんはどのぐらい読書をしましたか。 私は、キャリアを考える際に参考になった本をnoteに書き留めています。 今年は14本をnoteに書いていました。 私が印象に残った5冊をシェアしますね。 ■DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール「人生で一番大切なこと」をスパーッと教えてくれた本で、友人・知人からも沢山のご意見をいただきました。 モノではなく、経験・体験こそが、価値になるのです。 ■人生後半、上手にくだる私の人生、まだまだこれから!

人生の目標は自己満足である

何のために生きているのだろう・・・。 「90歳までに使い切るお金の賢い減らし方」(大江秀樹著)を読み、人生で一番大切なことをスパーッと教えてくれた「DIE WITH ZERO」(ビル・パーキンス著)を思い出しました。 そう、50代後半からは、自己満足が大事だと思います。他者と比較する必要はありません。自分こそが「充実している!やってよかった!楽しい!嬉しい!」とどれだけ感じられるかです。それは、感じられる回数、感じられる深さとも大事だな、と感じています。 ■体験には投資

「なぜ」でなく「なに」で問うと、一緒に考えようとしてくれている感じがする

皆さんは人の話をうまく聴けていますか。 キャリアコンサルタントの勉強や、「やりたいことが見つかる」ワークショップを通じて、「聴く」ことについて深く考えるようになりました。 「まず、ちゃんと聴く。」(櫻井将さん著)では、withoutジャッジメントで、耳を傾ける行為と書かれていました。 つまり、話し手の言葉通りに聴き、わからなければ伝えたいことを確認していくということです。 そのときに、ついつい、使ってしまうのが、「なぜ」です。 仕事では、「なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、なぜ

人生は、自分のためにある

「60歳のトリセツ」(黒川伊保子さん著)。 なによりも重要なのは、「人生は、自分のためにある」ということ。 当たり前のことを端的に整理されていました。 ■人生は自分のためにある。だから自分のために使いきるそう、「自分が選んだ道」こそが人生なのです。 この感覚は、先日観た映画「君たちはどう生きるか」で、 自分はどうしたいのか 誰のため生きるのか を考えさせられました。 一度限りの人生。 限られた時間だからこそ、自分で選択していくのです。 ■自分にしかできないこと。そ

続・「人生で一番大切な仕事、それは『思い出』づくりだ!」(読者からの声)

「人生で一番大切なこと」をスパーッと教えてくれた本、「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」。 このnoteで発信したり、懇親会で話をしているうちに、 「読みました。いい本を紹介いただき有難うございました」 と読後の感想が次々と寄せられたのでシェアです。 ■頑張ってきたアリさんはお金を貯め込んで死ぬわけ?ここ最近、特にお声掛けいただく、素敵な60代の先輩からの声です。 何をするにも、「意味付け」があることで、幸福度が変わるのだと思うのです。 そ

生涯現役で働くためには、好きで得意なことに磨きをかける

「生きている限り、働き続けたい!」 最近、こんな声がちらほら聞こえてくるようになりました。 私は90歳まで働きたい!と思っていましたが、「生涯現役」という考え方もあるのだと…。 大杉潤さん著「定年後のお金の不安を解消するならこの1冊!定年ひとり起業マネー編」を読みました。 仕事が楽しくて仕方がない なんて素敵なんでしょう。 パックンこと、パトリック・ハーランさん著「無理なく貯めて賢く増やす パックン式お金の育て方」でも同じようなことを書かれているのを思い出しました。

人生で一番大切な仕事、それは「思い出」づくりだ!

「人生で一番大切なこと」をスパーッと教えてくれた本に出会いました。 先々のことを考えてお金を貯め込むのではなく、元気なときこそ、 経験にしっかりとお金を使い、人生の豊かさを追い求める ことが大事という内容です。 ■人生は経験の合計である「経験には記憶の配当がある」 とはうまく表現できている、と思いました。 しかも経験を重ねることで、雪だるま式に増えていくものです。 私は50代で大学院へ行き、3年間で3,000時間以上は勉強時間を費やしました。基本的な経営学、そしてケース

定年前と定年後の働き方。定年は人生の通過点と捉える

皆さんは、定年前と定年後での働き方は変わると思っていますか。 もしくは、定年後は働かない、と決めていますか。 「定年前と定年後の働き方 サードエイジを生きる思考」(石山恒貴さん著、光文社新書)を読みました。定年だけを意識しなくてもよいのかな、と思えた1冊でした。 ■役職定年や定年は通過点に過ぎない企業で働く50代は、多かれ少なかれ役職定年、定年を意識するようになります。 定年は会社の卒業を意味し、役職定年は役職の卒業と、無意識に捉えてしまうものです。だから、定年、もしくは

94歳フォトグラファーの挑戦にエール!

「とても素敵な写真展に行ってきたんです!」 知人に紹介されたのが、特別企画展「西本 喜美子『もっと遊ぼかね!』」。 パンフレットを見せてもらい興味を持ったものの、会期は残り数日で終了…。 残念に思っていたところ、西本 喜美子さん著「94歳、自撮りおばあちゃん やりたい放題のひとり暮らし」が出版されていました。 西本 喜美子さんの好奇心と楽観さは、ミドル世代のキャリアを考えるヒントがありそうだと思いシェアです。 ■趣味は世代を超えた仲間をつくる当時74歳でパソコンを始め