岸田首相不出馬表明、どうなる日本株ドル円相場
突然の不出馬表明で日本株、ドル円下落の反応
9月総裁選を前に、岸田首相が総裁選への不出馬表明。首相退任を決めました。日経平均は売りで反応。
ただ、大引けにかけて買い戻しがはいり、日経平均は209円高で引けています。このニュースを受けた株価の反応について、Xにポストしましたのでこちらにも。
ドル円相場も瞬間円高に振れましたが、その後買い戻されています。
次に誰が総裁となるか~売り込むのはまだ早い?!
首相は会見で「今回の総裁選は自民党が変わる姿、『新生・自民党』を国民の前にしっかり示すことが大事だ。自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は私が身を引くことだ。総裁選には出馬しない」と述べています。この「新生自民党」がどのような形を意味するのかまだリサーチ不足ですが、手詰まりとなっていた政権運営が刷新されるそして評価する機運となれば、決してマーケットに悪影響とも言い切れません。次に誰が総裁となるか、というのは極めて重要ではありますが、現時点では誰になるのか全く見えない中で一方的に売り込むのもリスクが大きいと言えましょう。Xのポストに書いた河野氏、茂木氏、石破氏がなれば日本株は売りだと思っていますが、現実その確度は高くありません。石破氏に至っては推薦人20人すら集められるかどうか・・・。
テクニカル的には日経平均は半値戻しレベル
岸田首相の退任のニュースがなくても一旦は上昇が阻まれるレベルへと上昇してきた日経平均ですが、米国株市場が堅調地合いを継続し、次期自民党総裁が経済に明るい人物になれば、意外と日本株への見方が大きく変わる好機なのかもしれません。誰がいいのかはさっぱりわからないのですが。、まずは半値戻りレベルを突破できるか。
MACDはまだゴールデンクロスにいたっていません。これがゴールデンクロスできれば強気できるのですが、クロスに失敗し再び下方向に離れだすと最悪です。2番底リスクが高まりますが、次の材料はなんでしょう。まずは今夜の米国7月のCPIで、米株市場がどう動くかでしょうか。
ドル円相場は日本株より戻りが弱い
ドル円相場は38.2%戻りすら達成できていません。MACDのゴールデンクロスもまだですね。反発力の弱さの背景は円キャリーの逆流が全て捌けていないということなのでしょうか。ドル金利上昇がなければドル円上昇は難しそう。
まずは今夜21:30の米7月CPI消費者物価指数
21:30「消費者物価指数(CPI)」
前年比:前回3.0% 予想3.0%
前月比:前回▼0.1% 予想0.2%
コアCPI:前年比:前回3.3% 予想3.2%
前月比:前回0.1% 予想0.2%
ドル金利動向に注目ですね。
NOTE
8月RBNZ会合、NZが予想外の利下げを決定しました。
5.5% ⇒ 5.25%へ 0.25%の利下げ 利下げは4年ぶりですが、5月会合では利上げを検討し、25年後半まで利下げしないと表明していたのですから、政策の急転換にはやや驚きがありました。
NZD/USDは大きく下落しています。
クロス円でも。
キウイ円関してはその前にあまりに大きく下げていたので、あまり大きく下げていない印象でもありますが。
147.60円で売り参戦したドル円は意外と戻りが大きいので142.18円で買い戻し。ノーポジです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?