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祝日東京市場でドル円140円割れ示現

東京休場で流動性が低下する中で139.57円まで円高進行

警戒はしていましたが、やはり140円を割り込みました。しかし、18時過ぎに再び140円大台を回復、さらにNY時間に上昇幅を拡大させています。一旦140円割れで達成感でしょうか。

ドル円日足

CME FedWatchは9月FOMCでの0.5%利下げ織り込みが61%にまで上昇しています。

CME FedWatch

FEDウォッチャーWSJ紙のニックの記事がきっかけではありますが、前NY連銀総裁のダドリー氏が13日、シンガポールでのイベントでFRBが0.5%の利下げをする強い根拠があると話したことも輪をかけて大幅利下げ観測を高めたようです。短期金利は今夜も低下しています。

米国債利回り

NY連銀製造業指数が1年ぶり拡大圏へ回復

140円を割れても円高は加速しませんでした。足元NY時間には140.90円台までドル円相場はリバウンドしていますが、背景にあるのはNY連銀製造業指数。これが予想外にいい数字でした。

・9月16.2ポイント上昇の +11.5-前月は▼4.7
 ~およそ1年ぶりに拡大圏に浮上

・新規受注が17ポイント余り急上昇し+9.4と、23年4月以来の高水準
・出荷はおよそ1年半ぶりの高水準に改善
・半面、雇用は11カ月連続で縮小圏にとどまった。
・活動全般に関する半年先の見通しは22年3月以来の高水準

NY連銀製造業景況指数が1年ぶり拡大圏に浮上、ということでドル金利がやや反発したことでドル円相場は現在までのところ(AM1:00)140.91円まで反発しています。NY製造業の景況感が1年ぶりに拡大圏へ回復、って、景気悪くないじゃない?NYにある製造業200社へのアンケート調査による景気指数ですが、発表されるタイミングが早いため、フィラデルフィア地区連銀業況指数やISM製造業景気指数の先行指標として注目されています。景気が回復してきているのなら、大幅利下げは必要ないのでは?という思惑に繋がりますね。

ドル円5分足と日米金利差(短期金利)

利下げ幅は0.25%にとどまる可能性も?利下げ幅を巡る思惑

大幅利下げ観測を好感し、今夜はダウ平均が再度の史上最高値を更新しましたが、上げ幅を縮小しています。今夜はSOXやナスダックなどテック銘柄が弱く、これに引っ張られたのか?あるいはNY連銀製造業景況指数が良くて0.5%期待が後退するとみて手仕舞いが広がっているのか。

ダウ平均、史上最高値更新も上げ幅縮小中

今夜はAppleが比較的大きな下落となっています。どうやらiPhone16の予約販売台数が奮わないようで。。。

アップル株日足

「iPhone 16シリーズの最初の週末の予約販売台数は推定3700万台程度で、昨年のiPhone 15シリーズの最初の週末の販売台数と比べて約12.7%減と予想される」

FOMCまでは0.25%なのか0.5%なのか思惑が交錯し神経質な展開となりそうです。141.55円のドル円ショートは継続していますが、141円超えたら買い戻します。ユーロ円156.78円ショートは、今夜ユーロドルが急反発したこともあって反発が大きくコストに接近しそうだったため156.37円で買い戻しています。イベント前ですので、あまりリスクを取らずに参ります。

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