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【意見には個人差があります】『家計の見直し』について思うこと

昨年、つみたてNISAを開始した。
といっても、『米国株式に1,000円だけ』だけれど。

金額を増やすことは可能だ。
だが、私は、つみたてNISAで本気を出す気がない。
「自分ごととして、アメリカの景気を眺めるため」だけの金額ということもあるが、最も大きな理由として、現在、家庭内での経費を見極めているという点が挙げられる。

『家計の見直し』というと、どうこうことが思い浮かぶだろう?
ネットで検索すれば、いろんな方がいろんなことをおっしゃっているので、素人の私がそれについて具体例を挙げるまでもないだろう。

ただ、いろんな書き物を拝読した上で感じた『微妙な違和感』について少々書き残したいと存ずる。

1/住むところ

以前から存在する「お得なのは、所有か、それとも賃貸か」論争。

楽なのは、多分、賃貸だと思う。
もちろん、家族構成によって、物理的・心理的「楽」にもいろいろあるだろうが、その瞬間に必要なお金の額を考えると…という意味だ。
更新料はかかるが、所有するための手数料を考えると、お茶の子さいさいな額だと思う(どの新築物件でもそうなのかは分からないが、一般的には、物件額の1割程度は手数料として消えていくという話だ)。

でも、死ぬまでその家に住み続けることは、果たして可能なのだろうか?
好きな時に、好きな場所へ引っ越すことは可能なのだろうか?

自分が物件のオーナーだったら、どうするだろう?
やっぱり、ある程度の年齢以上は、更新を躊躇するかもな…。

自分が一人っ子だということもあり、いずれは自分自身の城を保つ必要があると思っていた。
親が亡くなれば、親しい親戚が誰一人としていないので、賃貸は借りられなくなる日が来ただろう。

ただ、買うとなると、単純に金がかかる。
変動金利でローンを組んだ場合、投資よりも先にまとまった貯蓄が必要だし、一定の年数が経てばメンテナンスも必要になってくる。
それに、いずれ来るだろう地震に我が家が耐えられるのか?という問題もある。

「賃貸・所有」論争に正解はない。
ある程度の安心が欲しいのか、それとも自由気ままでいたいのか、長生きするリスクを鑑みながら、それぞれが選べばいいと思う。

これ、余談なんですけど。
我が実家は賃貸だ。優しい大家のお陰で、後期高齢者の親は伸び伸びと暮らすことができている。
ただ、50年以上前の物件なので、壁に断熱材が入っておらず、外出から帰った時の室温は、この世のものとは思えない数字になっているそうだ。

2/保険

私は、15歳で死亡保険に入り、20歳で年金保険に入った。
叔母が大手生命保険会社で勤務していた都合上、私がそれぞれの加入可能年齢になると同時に、母が私を加入させた。

死亡保険に関してはもうすぐ払込満了を迎えることになっており、入院費等を受け取るための特約も終わる。
ある程度の支払いをすれば、もろもろの特約だけを継続することも可能だが、いずれにせよ、「この先、どうしよう?」問題が待ち構えている。

通常の医療費であれば、高額療養費制度がある。
ただ、私は極度の心配性なので「先進医療を受けないといけなくなったら、どうしよう」と考えてしまう。

先進医療を受けるパーセンテージ自体はそこまで高くない。
全人口の中では、受けない人のほうが圧倒的多数だ。

ただ、自分がその対象になってしまうのかどうかは、0か100なのだ。

病院に勤務している夫いわく
「先進医療費が払えなくて、治療を受けられずに後悔する人も時々いるから、無駄になるかもしれないけど、先進医療用の特約は付けておいたほうがいいと思う」
だそうだ。
だから、私は医療保険に入ると思う。

保険とは『晴れの日の傘』である。
ある日突然やって来る土砂降りに備えることも悪くないだろう。
万が一、自分がそれを使わなければ、「くれてやった」ぐらいに思えばいい。

これ、余談なんですけど。
先進医療の特約について気をつけなければいけないと思っていることは「自分が先進医療を受けた時、保険会社はその費用をいつ払ってくれるのか?」である。
病院によっては、立て替え払い無しで、保険会社から直接費用を受け取る仕組みを持っているところもあるので、医療保険等に先進医療特約を付けるなら、支払いのタイミングも考慮に入れるべきだろう。
第一、自分で立て替え払いできるくらいのお金を持っているのなら、医療保険はいらないと思う。



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