面白がってくれる人達がいる。だから、僕らは本気でふざけるんだ。
〜 流氷交差点 interview vol.6 〜
みなさんこんにちは、流氷交差点#6でございます。今回で最終回です。
この『流氷交差点』は、サイボウズ(株)の西原さんが、勉強会やイベントなど、"コミュニティ"・”IT”・”ものづくり”にまつわることを聞いて、まとめていくというプロジェクトです。
さて、今回のインタビュイー(話し手)ですが、ハウモリの山形さんです。北海道森町でICTコミュニティを立ち上げ続け、地域を盛り上げるその手腕についてお聞きしました。
noteの記事は簡略版です。語りの全てをお聞きになりたい方は、Podcastへ。文字起こし全文はこちらへ。
それでは、さっくり読める簡略版の当記事を、どうぞ!
コミュニティのスタートは一度作って、解散するところから
――― ハウモリの山形さんにお越しいただきました。どんな活動なのかや目標など、お話を聞いていいですか。
地域でICTを使ったボランティアなどできたら面白いよねというところからスタートしたんですが、飽きちゃって(笑)。みんなが自主的に自然と何かをやるものを作りたかったという理想とのギャップがあって、一度解散しているんですよ。
――― 解散して再集合しているんですか。
ORIGINAL LOVEみたいな感じで(笑)。一人でハウモリを始めたんですね。ハウモリを知っている方は、「山形くんはハウモリなのか、モリラボなのか、山中デジタルなのか」と。山中デジタルっていうのはこの会場のことなのですが、いったい何者なんだと。ハウモリは概念なんですけどね(笑)。
――― 概念(笑)!ふわっとした場なのか空間なのか、それを超越した概念。
名前の理由というのは当初からありまして。最初、僕のおばあちゃんが痴呆になったところから、この話が始まるんですよ。
――― (痴呆)……なるほど?想像できない……ちょっとこれはちゃんと聞かないと(笑)。
祖母が施設に入る際、自分がすごくナーバスになってしまって。僕はすごいおばあちゃん子だったので、おばあちゃんから聞いていた昔話って、デジタルアーカイブできないのかなって思っていたんです。
おもしろおばあちゃんの話を
デジタルアーカイブ
――― おばあちゃんの記憶の中にしかないですもんね。
そうそう。口伝情報ってめちゃくちゃ面白い話があるし、その話す人の主観が入るじゃないですか。同じ事実でも、物語が多様に面白くなってる。うちのおばあちゃんの話を残せないかということと、森町の歴史や地域を考えながらWikipedia見てたら、情報が全くなくて。森町の歴史は数行ぐらい。こんなんじゃないって思っていたら、とある人から『ウィキペディアタウン』のことを教えてもらって、これだ!と。元々はイギリスのウェールズの小さな町(モンマス)から始まり、その取り組みを横浜に持ってきた人と僕が知り合いになって、同時にオープンデータというものにも出会って。森町でも『ウィキペディアタウン』をやろうと、人を集めてイベントにしたいと思ったんです。それで名称が、北海道オープンデータ勉強会の森町ローカルというイベント名で。だから、北海道(Hokkaido)オープンデータ(Opendata)ワークグループ(Workgroup)の森町(MORImachi)、ハウモリ。
――― 略称だったのかこれは!(笑)
それがもともとの始まりなんです。オープンデータの勉強会としてね。その頃がOpenStreetMapを書き続けるオープンソース系の活動。OpenStreetMapめちゃくちゃ書き込んでたら、OpenStreetMap札幌にも、FOSS4Gというコミュニティがあって、そこの人達が「森町方面でめちゃくちゃ書いてる奴がいる」って見つけてくれたりだとか。
――― 不思議なやつがおる、みたいな(笑)。いつ頃ですかね?
そこがハウモリのスタート地点。その頃は(人の集まる)コミュニティではあったんです。2014年時点ですね。
僕はもともと人と一緒に何かやるのが苦手でして。何なら時間を合わせてだとか、とんでもないことだと思ってたし。
当時、僕は役所の職員で役場職員は町内会活動やるもんだ、という無言の圧力で半ば押し付けでやらされていたので。
――― 1人でやらせてくれと思われていたんですね。7年の間にですか?
7年の間っていうか、やって1年で飽きましたね。(笑)やってるうちにね、面白くなくなっていくんすよ。「次何やればいいですか?」とか指示待ちが増えて。メンバーに後輩が居たからなんですよね。組織っぽくなりました。元々は組織に憧れがあったから組織にしたかった。でもこれ全然違うわ~って。
――― 先輩にお伺い立てながらというのは、違いますもんね。それを経てコミュニティ活動ができてるってかなり洗練された形に近づいていくような気がしますよね。
組織を目指して失敗した。
だから〇〇的に
〇人で登録をしてみた(笑)。
でもね、そういう組織っていうか、そういうコミュニティしか作れなかったのが、自分の中でも悲しかったっすね。
――― どうしても「この仕事をやってくれない?」みたいなコメントが出始めることってあるじゃないですか。そもそも意見を言うのは大事じゃないですか。いや僕はこういうことやりたいんだよねって、なんでその通りにしないんだってなると、みんな「やったらいいんじゃない......?」みたいになって温度が下がるっていうか。
うちの町って今人口が2021年10月末現在で大体1万4500人ぐらい。そこのコミュニティって多分ね、本当に微々たるものっていうか。しかもICTに関して。この町に本当にコミュニティってあるのか?って言われると多分無くて。
僕はハウモリっていう名義で Code for Japan に登録したんです。そこにブリゲードで登録しておくと、コミュニティ同士の支援を受け合えるし、人を紹介してもらえる。
実はそこに ORIGINAL LOVE 的に1人で登録して(笑)。
次世代の創造をしたかったっていうか、子供たちがどうにかなっていくのってすげえ面白そう!って思って。プログラミング教育だとかそういうのが始まるんだったら、まず大人が学ばないと子供たちに教えられないよね?と。
――― そうですよね。子供達に聞かれてもプログラミングは勉強しないと答えられないですよね。
特にうちの町なんて、ICTのコミュニティがあるわけじゃないし。それで僕、子供向けのそのプログラミング教室を1回、講師を呼んで、とある学校でやったんですけど、その時に痛感したんですよ。これは子供たちに教えるのに、毎回東京から人なんて呼べないし、自走してかなきゃと。興味のある人達が学べる様にと、勉強会を始めたんですね。口コミで広がっていって結構集まりました。7,8人ぐらい。
――― けっこう集まりましたね。
おっさんたちが
夜な夜な
プログラミング勉強会
森町だけじゃなくて函館からも来てくれるようになって勉強会をやれたんですよ。micro:bit で遊んでみたり、 Arudino 使って LED光らせたりだとかで「面白い」と言ってもらえることやっていたんです。しまいにはおっさんたちが面白がって自主勉強会やろうぜ、と言い出して夜な夜な集まってプログラミングし始めたんですよ。
――― なるほど、内なる欲求で勉強しはじめたんですね。
気づいたらコアメンバーみたいなのが生まれて、モリラボって名前をつけて。気づいたら経産省のIoT推進ラボになっちゃったんですよ(笑)。
活動を見てくれていた人達まで面白がって「ちょっとこういうのできないの?」と声がかかるなど広がりを見せて。今まで森町の住民が興味を示してくれたことってほとんどなかったんですよ。モリラボをやってて一番よかったのは「メタル盆栽」を作れた事ですね。
――― メタル盆栽!?
地域の文化祭に出すならおじいちゃんおばあちゃんに興味持ってもらえる分野でかつ、自分たちの色を出すためにね。
――― クリスマスツリーみたいな感覚で(笑)!
公民館のスタッフが
『メタル盆栽』に反応
そしたら公民館の人達が「これいいね」という展開になって、みんな面白がってくれて。
――― 未知のものですよね。その発想に到達するために必要な知識もたくさんあるわけだから、いざ作ってみたら大したことないかもしれないけど、刺激的だったでしょうね。
そうみたいです本当に。その後、もりっこまつりっていう子供向けのイベントで物を出してみませんか?って言われて、味占めて。
じゃあ、もりっこフェスで、子供たちに体験型のゲームやらせようかとか、センサーを身につけて遊ぶゲームやLEDとレジンでアクセサリーを作るワークショップなど。
…それで天気がよかったから、一般社団法人にしたんですよ(笑)。
――― 晴れてるから!?(笑)
モリラボのメンバーと話をする中で、これ一社になったら面白そうだよねっていう。いろんな事業が出てくるし、任意団体じゃできないこととか。お年寄りの支援をしたいし、ICT使って人の生活で役立つ何かやってあげるってのは、コミュニティとして正しい活動だろうと。
――― 町の為のコミュニティとしては、もう少し広範にいろんなことができるような、体制を作らんばいかんと。
子供のプログラミングを見てあげたいんだ!って目標がある。みんな働いてるから、できない日も出てくる。それだったら、おじいちゃんおばあちゃんがプログラミングできるようになっていれば、お孫さんを見てあげられるし。
モリラボっていう一般社団法人のラボ長っていうのは僕ではなくて、町の呉服屋の息子なんですけど、たまたま呉服屋の息子の子供がね、ウェブ会議やってる最中に泣き続けてたんですよ。これラボ長の娘が泣き止んだら一社にしてみよっかみたいな話してたら、泣き止んだよ。泣き止んだな!!まあでもでもでも...... みたいな話をしてたら翌日晴れたし、よし!一社にしよう!って(笑)。
――― やるしかないっていう(笑)これ外から見ると全然わかんないので、今のお話は大変重要な知見ですね。ぱっと見真似しようと思ったらまず形作るところからやるじゃない、きっと、基本的に。でもそうじゃなくて、普通だったら、晴れてるから社団法人しよう!って言ったら、怒る人がいてもおかしくないじゃないですか。(軽々しく)余計な事言うなみたいな。それが許されるような団体の状況っていうのかな。
だってあのときなんて、1人のメンバーなんて一社にするっていう話すら聞いてない状況で「1人2万円な」って話したら、「なんの話!?いや……払うけどさ。」みたいな(笑)。
――― 規模の小さいときだと機動力高くいろんなことやるってなってても、これがまた大きくなってくると、同じ空気感でできなくなるじゃないですか。ちょうどいい規模で居続けるっていうのも、一つポイントですね。今後の展開は?
一社にしてあえて足かせ作った
一社にして、あえて我々は足かせを作ったんですよ。そうしないとただの団体っていうか、任意団体だったら、活動に対してコミットできる時期もあればできないこともある。コミュニティとしてはそれで素晴らしいことだと思ってて。
ハウモリの失敗(潰してもう一回立ち上げ)から、少なくとも名前だけを残しておく。きっかけがあるとやるんですよ。
義務的な部分ができたとしても、それは責任。俺はこのメンバーだから、誰か忙しいときにちょっとやろうかなって。そういうのができる。
――― ここで社団法人化することによって、1回認識合わせができたと。
そうそう。ちゃんとやろうぜっていう。あとね、一社にすることで誰も入ってくれるなっていう雰囲気ができた。
――― なるほど! 我々はバンドメンバーだ、みたいな感じか!
オーケストラにする必要ないよねって。コミュニティって、人を増やそうぜ!とか、こういうのやりたいんだったら、こういう人を呼ぼうぜ!とかなってきちゃう。そういうのも面倒くさい。小さな町だったら特にね。だったらもうバンドメンバーは4ピースバンドでOK!
――― 腹落ちするな本当に。僕もそこは葛藤があったんですよね。同じ理解者が増えるといいなっていう思いと、このメンバーでガッツリやるってもう決めちゃった方がいいなって。2 個が。
かといって、大きくなっていろいろ回していくっていうのを否定してるわけではなくて、それはその形だし。ただ、ここの地域でやっていく上では、そういう形の方がスムーズだった。
面白がってくれる人達がいる。だから、僕らは本気でふざけるんだ。
――― コミュニティってのは基本大きく、みたいな文脈で語られることが多い中で、ある程度コミュニティを守るために制限をかけて削ぐっていうか。バツン!っと決めちゃうっていうケースがあまりない。バンドだったらスピード感は出るし、阿吽の呼吸みたいなところで決められる。
僕らは少ない集団なわけじゃないですか。そうすると、面白いことに支援してくれる人がすごい出てくるんですよ。モリラボメンバーとここでDIYで物を作って必要なものを買っていこうと考えてたのが、そこだけに留まらなかった。北海道はもちろん森町に住んでる方もそうだし、函館に住んでる方とか、全国の人が支援してくれて。自分たちの人件費と床材ぐらいしか、自分たちで用意してないんですよ。
――― そうなんすか!? 僕の目にはかなりいろんなものが見えてますけど。
これ実はね、全部支援なんですよ。だからそういうことを考えると、もうそれもコミュニティ。僕らの森町っていう空間を起点にしたコミュニティがやっぱそこに生まれてくれてて。コミュニティってきっとこうなんだなっていう感じがしてますね。
――― ファンですね。多分。音楽バンドのファンは見返りないじゃないすか。強烈な熱量が発生してる。経済とは別の人間の力を集約する方法なんだろうなっていう。それが何かITコミュニティ、地域コミュニティの形でうまくいってるってことですもんね。
音楽ですね、我々は。すごくいい表現だと思いますね。我々はみなさんから得たご支援を、町の子供たちだけに渡してるっていうか。どんどんつぎ込んでいって、全てが成功するわけでもないし、でもみんなそれを面白がってくれてるんだったら、我々としても本気でふざけないとなって思いますし。
最強のコミュニティは最強じゃなかった、ってやっぱ原体験ですよね。その後、トライアンドエラーで始めて、うまくいってる。バンドっぽいっていう雰囲気にしたことによって、巻き込み力が変わったのかな。全国から見守ってくれる人達が増えたし。
――― 支援しやすい形になった。単に森町でやってるっていうだけで「そこは一体どこですか?」から始まるわけじゃないすか。距離感で難しさがあるんじゃないすか。金は出すけど口は出さない!じゃないけど、その指標がわかる団体になってるっていうのが、理想的なのかな。コミュニティマーケティングじゃない文脈でのコミュニティの知見をもっと世に出していって、真似できる状況にしていかないと、いびつな形になって起き上がれない人もいると思うんすよね。そんな方々に対してのコンテンツになるだろうなっていうことで、(このお話を聞けていることは)非常に喜ばしいです。
攻殻機動隊の STAND ALONE COMPLEX の考え方が好き
攻殻機動隊の STAND ALONE COMPLEX の考え方が好きで。要はね、みんなスタンドアローンなんですよ。
――― 結局、ひとりひとりでしかないっていう。
個別なんすよ元々は。その中で、特定の場所だとか特定の項目について、なんとなく一緒にやろうかっていうだけの話であって。何から何まで一緒である必要性ってないわけだし。いや本当は別の方向性でいきたいのに、うまくいかないとか、人が集まらないなどで、しょぼんとする必要すらない。みんな失敗しない方法を教えがちだけど、むしろちゃんと失敗しなさいよっていう。その全てが糧だから。何かまずやってみて、そこの中でコミュニティとしてそのままやっていくのがいいのか。あとは解散する方がいいのかなとか。
――― 他のコミュニティも見られている中で、面白かったお話はありますか?
インターネットの良心ってまだ残ってたんだ!
コミュニティとして一番印象深いのは『JUST道IT』っていう、新型コロナサイトのコミュニティですよね。あれは本当に面白くて、新型コロナが一気に来たときに、情報が錯綜してたから、行政機関はデータを出していかなきゃなんない。しかもその情報は出し方によってバイアスがかかっちゃうから、そうじゃなくかつフラットな状況でやりたいと思っていたら、たまたまFacebookでとある人が、何かやりたいねと。それが同時多発的にいろんなところで起きてたんすよ。
――― 1個だけがぽっと起きたわけじゃなくて、みんな思ってたんですね。
そうそう。いっちょやろうかと、手を組もうぜみんな!って、出来上がったのがJUST道ITっていう組織で。本当にもうフラットな状況で出来上がったコミュニティで。一等最初からどうやってやめるかの議論を今でも続けていますね。
――― 確かに。だって理想的には、みんな病気のこと気にしなくてよくて、見なくてもいいっていうことが最終目標ですよね。
そうそう。だから、まず解散することだとか、そういうのもちゃんと考えてと。ただね、べき論をやっちゃったら、大変になっちゃうから、とにかくフラットに。ただ既成事実だけを伝えるだけに注力しましょうと。バイアスがかかっちゃうから、とにかく行政から出た情報だけをフラットに出すんだと心がけて。
猛者たちが集まったコミュニティだったから。あれは本当にすごい、あんな高揚感なかったっていうか、インターネットの良心ってまだ残ってたんだ!みたいな。
――― 顔を合わせてやったわけじゃないでしょ? 全部オンラインだったんですか? それって。
全く。むしろ Slack でしかやり取りしなかったですね。唯一、立ち上がって、オシ!ってなったときに、1回みんなでZoom繋ぐ?って(笑)。で、繋いだら、え!?高専生だったの!?とか。どっかの企業のエンジニアだと思ってた(笑)。
――― 諸先輩方から聞く2000年代とかの掲示板のインターネットと同じことが起きてる気がする(笑)
「まぁ、座りなよ。」
一度、落ち着くゆるさが重要
だから僕らインターネット老人会としては、ネットの良心がまだ残ってた、っていう表現をしちゃう(笑)。すごいことでしたよね、コミュニティとしては。
――― 当時北海道は動きが相当早かったですよね?
東京の次の北海道だったのかな。なんかね、北海道って気抜いたら死ぬじゃないすか(笑)
――― 寒すぎるし、クマは出るし。
そうそう。僕なんていつもの出勤の道路に、昨日クマが出たっていうのは、まじかみたい(笑)。 人と協力するっていうのは何か染みついてるんでしょうね。
――― その人のライフステージもあると思うんです。大学生ばっかりだったらとか、エンジニアだけだったらまた違っただろうしってなったら、オリジナリティを出すまでもなくオリジナルじゃないですか。それがコミュニティ活動のいいところ。
本当にそう思いますよ。僕ら、「まあ、座りなよ」って。お茶飲んできなよ、くらいのゆるさって、すごい重要なんじゃないかなと思いますよ。組織的になってくると、体系だってやんなきゃなんないことも出てくるし、調べなきゃなんないことも。でも、まあまあまあ...... みたいな。まず1回落ち着かせるって大事だなと思います。それがコミュニティの大切さなのかもしれないっすよね。
――― 意見が割れたりするときって、どう着地点を見つけるんですか?
おっさんたちは意固地だなっていうのを、(若手は素直に)「うんうん」って。それほど齟齬がなければ、いいよそっちに合わせるよと。コミュニティの彼らが、ちゃんとその辺は軟着地させてくれてる。だから、逆に僕ら(や年配者)はそこでカロリー使わないから、他のできることをやる。
だから多分みんながみんな、ちゃんとやっているんじゃないかなと思います。