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子供の頃の夢は漫画家!…ではなくて、10代で漫画家デビューしてイキりまくることでした

子供の頃の夢が漫画家だったという人は、わりといると思います。
私もそうでした。

「お前その画力で!?」と言われると照れてしまいますが、ぶっちゃけ目指すだけならタダなので、とりあえずやってみることが大事です。
たまに「上手くなるまで投稿や持ち込みなどはしない」なんて言う人もいますけど、まずは行動することをオススメします。

私は小学校高学年の頃に漫画雑誌に投稿することを思いつき、中学から大学までの間、複数の少女漫画雑誌に投稿していました。
成績のほうは、一番下の賞(賞金5000~20000円くらいのやつ)にかろうじて引っかかる程度で、それ以上は行けませんでした。

20歳を過ぎたあたりでやはり無理だなと気付き、さらに二次創作同人のほうが楽しくなってしまったので、プロを目指すのはそこでやめました。

私は10代の頃、漫画家という職業に対してとても華やかなイメージを持っていました。特に、中学生や高校生でプロデビューする人たちを見て、自分もああなりたいと憧れました。

今思えば、純粋に漫画家になりたかったのではなくて「10代でプロデビューすること」が重要だったのかもしれません。
なので、成人したらやる気が無くなったのも仕方のないことです。

今はどうなのかまったく知りませんが、昔(1980~1990年代)の少女漫画雑誌は、10代でデビューする人も珍しくありませんでした。
おそらく、読者と年齢が近い人のほうが、読者が共感できる作品を描けるのではという狙いがあったのでしょう。

それ以外にも、自分と同年代の子が雑誌で連載しているのを見て「私にもできるかも!」と夢を見た子たちにどんどん投稿させて、逸材を発掘する目的もあったのかもしれません。
私もまんまと乗せられたわけですが、肝心の逸材にはなれませんでした。

私も10代でデビューして、学校で「ヒロコちゃんって漫画家なの?」「すごーい!」って言われたかったんや!今の年齢で漫画家になっても「老後大丈夫?」としか言われなさそうなんや!だからこの話はもういいんや!

万が一、私が今の年齢で漫画家になれたとしても「コレジャナイ」って言いそうです。今はもう「漫画家になりたい」という気持ちはありません。

子供の頃はクリエイティブな仕事に憧れを抱いていましたが、大人になってから「確定申告を自分でしなければならない」という現実を知り「普通の仕事のほうがラクでは?」「ていうかそもそも働きたくない」「そもそも生きるのがしんどい」と思うようになりました。

子供の頃の夢が叶わなかったことよりも、こちらのほうがキツイです。
夢を見て、将来の心配も無くワクワクしていた、あの頃のまま時間を止めたかったです。

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