「ひろがるスカイ!プリキュア」感想
力がすべてではないけど、現実では力が無いとどうにもならない時もあるんやで(・ω・)というわけで、ひろプリの感想を書きます。
はじめに
「ひろがるスカイ!プリキュア」全50話の視聴を完了しました。
テレビ放送を普通に見ただけで、それ以外の情報(雑誌のインタビュー記事など)は知らない状態で感想を書きます。
良かったところ
キャラデザインは歴代の中でもかなり好きなほうです。特にキュアプリズムは5歳の頃の私が好きそうです。闇落ちスカイも良かったです。
男の子プリキュアは、私は全然気になりませんでした。
ていうか、性別をわざわざ男にした意味がほぼ無くて、ツバサくんが女の子でもストーリーは成り立ったはずです。でもこれは逆に男だからと特別扱いせず、自然に溶け込んでいるところが良いのかもと思いました。
成人プリキュアは、もっと気になりませんでした。
私と同じ歳(アラフィフ)のプリキュアが加入してきたら卒倒するところでしたが、18歳かよ!全然大丈夫だよ!でも、あげはさんを成人にした意味はきちんとありましたね。車を出してくれるという点で。
ストーリーは、カバトン改心の流れと、ベリィベリーさんとソラちゃんの出会いと、バッタモンダーとましろちゃんの話が良かったと思います。
プリズムシャインは終盤の戦いにも関わってきた良い技でした。
話が進むにつれて、ましろちゃんの画力が上がっていくのもエモいです。
でも、物語全体の組み立てはちょっとグダグダだった感があって、中盤あたりは「もしかして、歴代ワーストの脚本になってしまう…?」とまで思っていました。一応、最後まで見たらまあ何とかオチが付いた雰囲気にはなったかも?というのが正直な感想です。以下、脚本について書きます。
惜しかったところ
序盤は問題無く楽しんでいたのですが、ずっと見ているうちに、いろんなことが起こっているように見えて、肝心の本筋の物語が全然進んでいないことに気付いてしまいました。特に、敵側の事情が一切見えてきません。
普通は、日常回のように見せかけて実は重要な設定が明かされるとか、そういう積み重ねをして最終回へ持って行くものですが、全体的に本当にただの日常回が目立っていて「もっと他に描写することがあるだろ?もしかして最後までこの調子か?」とハラハラするようになりました。
で、もうすぐ最終回という段階になって急に話が動いて、いや唐突!とツッコミました。わりと複雑な話なのだから、もっと早い段階からいろいろ匂わせて丁寧に描いて欲しかったです。壮大な設定であればあるほど、敵側の描写もしっかりしないと意味不明になるのだなと学習しました。
いろいろツッコミながらも最後まで見たあと、なんだか「一応完結したソードマスターヤマト」みたいだなと思いました。
若い人はさすがにもう知らないネタかもしれませんが…
あと、キュアバタフライは、いくらなんでも変身するのが遅すぎでした。
デパプリくらいのペースなら、まだ「丁寧に描写しているんだな」と思えましたが、ひろプリはさすがに遅すぎると感じました。
本筋に関係のある場面で満を持して変身という感じでもなかったので、普通にもっと早く変身させたほうが商業的にも良かった気がします。
初期メンバーが増えるタイミングは、昔みたいにもっと早くていいんじゃないでしょうか。あまりに引っ張りすぎてもなあという感じです。
さいごに
好きなところもあるけど、歴代の中で特にお気に入りという感じにはならなくて惜しかったです。引き続き、わんぷりも見ます。
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