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私は本当に「ゲームが好き」だったのか?と深く考えてみた

私は若い頃は多くのゲームをプレイしていたので、ずっと「自分はゲームが好きなのだ」と思っていました。大昔、ゲーム好きの知人がゲームシステムについて熱く語っているのを聞きながら、私もその空気に同調して「自分もゲーマーだ!」と思い込んでいました。

ですが、今になって冷静に振り返ってみると、私は本当はゲームシステムはどうでもいいと考えていた気がします。

ゲームの「ゲーム」としての部分には実は興味が無くて、キャラやストーリーを見るために戦闘や育成をこなしていたというのが真相でした。
私の本当の目的は「ゲームをすること」ではなくて「キャラやストーリーを見ること」だったのです。

なので、好きなキャラがいなかったりストーリーが無いゲームには興味が持てませんでしたし、ゲーム好きの人が言う「ゲーム性」というのも、どういうゲームが「ゲーム性が高い」のかサッパリ分かりません。

推せるキャラと面白いストーリーがあって、私でもクリアできる難易度であれば、あとは何でも良かったです。
どこがゲーマーなんだよ!アニメでも見てろ!と言われそうです。

実際、キャラ萌えでゲームをしている層には、こういう人間も少なからずいると思います。システムのこととか何も分からないけど、キャラが好きだからやるし、ストーリーを見たいから頑張ってクリアするのです。

難しいゲームでも推しキャラがいればかなり頑張れたので、傍から見ればゲーム好きに見えていたと思いますが、実際はゲームシステムのほうにはあまり興味が無かったです。そして歳を取って情熱を失った今の私には推しキャラもいないので、ゲームを頑張る理由も無くなりました。

オタク卒業という言葉はあまり好きではありませんが、実際これがそういう状態なのかもしれません。今は、話題作のキャラやストーリーに少し興味が湧くことはあっても、ネットでネタバレを見れば充分になりました。

こんな私でも、昔はたくさんゲームを買って、長時間プレイしてすべての要素をコンプリートしていました。昔、自分が普通にやっていたことが、今思うと何故できていたのか分からないというような話は結構あります。

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