見出し画像

男子3人子育て〜グズりまくりの長男の子育てに正解はあったのか?

初めてのお産にもかかわらず、理想の出産ができた。

胎教もたっぷりしたし、毎日話しかけて、予定日近くには「パパが休みの時に出てきてね、お願いね」と一日一回お願いした。

長男はマニュアル通りの陣痛とともに、かなりスムーズに生まれてきた。
ちゃんと主人の冬休み最終日の日だった。

この時すでに私は出産のコツをつかんでしまった!とさえ思ってしまった。

出産については別の記事に安産のコツと一緒に書いてみました。

でもこの長男、言い方悪いけど、面倒な子だった。
一歳過ぎた頃から、とにかくグズる。
一歳になる前に次男がお腹にいたから、そのせいもあると思う。

着替えるよ!  いやだ!!
片付けようか?  いやだ!!
お風呂入ろ!  いやだ!!
ご飯たべようか?  いやだ!!

なにかことを起こすたびに、嫌がる。ぐずる。
とにかくいちいちめんどくさい。

お産はらくらくだったのに、あっという間に壁にぶち当たる。
人として、もともと未熟者の私は長男がグズグズするたびにイラついた。
周りの子はみんないい子に見える。
次男がお腹の中でどんどん大きくなり、生まれてきた頃には全く余裕なし!

全く思い通りにならず、ぐずるたびにイライラして八つ当たり。
自己嫌悪。
次男ももちろん、赤ちゃんだから泣く。

そして、まだ1歳半の長男に向かって
「もうお兄ちゃんでしょ、いい加減にしなさい!」
って怒鳴ってた。
あぁ、恥ずかしい。
今思い出しても、息子に申し訳ない気持ちでいっぱい。

きっとこの子はこんな母親に育てられて、性格曲がっちゃうよな。
とか、後悔ばっかり。

ママ友にも、「大変そうね」大変そうね。なんてあしらわれたり、
「私には育てられないかもー」なんて、当時の私には最大級の嫌味を言われたこともある。

きっと、見た目にもどよーーんとして、やつれた顔してたと思う。

ここで、子育て真っ最中の方はこのどよーーんとした子育てからどうやって抜け出したの?
って期待して読んで下さってると思う。

申し訳ないけど、具体的解決策はなかった。
なにせ年の近い男子2人ですから、ケンカはしょっちゅう。
エネルギー発散させて、片付けて、着替えさせ、買い物いって、だだこねて、、、な日々がしばらく続いた。

なんだよ、何か解決策あると思ってここまで読んだのに。って思いますよね。
『子育てに正解はない』なんてよく聞きますがそれって、要はみんなわかんないだよなって思う。
聞き分けのいい子もいれば、何言ったって無駄な子もいる。
もともとの性格が何%とか、家庭環境とか、はたまた前世からのカルマか?とか。。。。要因は様々。
ひっくるめて『子育てに正解はない』=『目も前のこの子にとっての正解はこの子しかわからない』
そして下手すると、その子自身もわからない。(それが大半かも)と思う。
あくまでも私個人の解釈と思ってくださいね。

だから、困ったときは全身でその子に気持ちを向ける。
イライラしてきたらなぜ自分はイライラするのか感じてみる。
ふとした時にすっと抜けられることもある。

我慢できなければ爆発してもよし。
一旦、マニュアル通り対処してみるもよし。
その場から逃げるもよし。

そうやってお互い成長するしかないですよね。
だって母も未熟ですから。

うちの長男はすでに成人してるのですが、時間がたち、当時の自分を俯瞰して思うことは ”その時期も自分には必要だった。”
ってこと。
私も人生5回目くらいなら、もう少し子どもの気持ちになって寄り添えたかもしれない。

でも、私はこの子育てのぐちゃぐちゃな時間が自分には必要だったなと感じる。
子ども産むまでの私は、自分が楽しければいい、周りの目ばっかり気にしてたので、あんまり目立ちたくないし、大した感情の起伏もないまま過ごしていたように思う。
子育て始まって、ぐちゃぐちゃな毎日。
ぎゃんぎゃんと泣かれる度に自分の中の何かが揺れ動く。
(これはきっと、自分の幼少期のトラウマとかだろうけど長くなるのでまた。)

いやでも人にかかわらなきゃいけないし、周りの目が気になるけど避けられない。
おかげで少し世界は広がった。

子育ては自分育て。
これが実感できるようになる頃には子供たちはとっくに母なんて必要なくなってる。

『子育て楽しんで!』なんて年配の方は先輩づらして言うけれど、いろんな感情を感じてみてほしい。
楽しめる余裕があるならとっくにしてる!笑

そして、一人目の子育てをぐちゃぐちゃにしてくれた長男は、男子4人(長男は3人息子+ダンナ)の中では一番頼れる、気遣いのできる大人になりました。


いいなと思ったら応援しよう!