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初級編 ストリーボック『金の星』

発表会で小さなお子さんがこの曲を弾いていると、本当に微笑ましいんですよね。
明るい曲調で子ども受けのいい曲です。

この曲は『ハ長調』から始まって属調(5度上の調)の『ト長調』、D.C.(ダ・カーポ)で初めに戻って『ハ長調』のFine(フィーネ)で終わります。

和音ノートは『ハ長調』と『ト長調』を用意します。

ノートを見ながら、左手で弾く和音が何度の和音になっているか、1小節ごとに和音記号を書き入れていきます。
すると、ハ長調の1小節目から32小節目まではほとんどがⅠ度とⅤ度の7で出来ていることが分かります。

少し変わっている部分と言えば、13小節目から16小節目ですね。ファ♯の臨時記号は属調のト長調から借りてきた音です。一瞬だけ属調の属七の和音を借りて、ハ長調のⅤ度に戻ります。

おそらく、この部分がこの曲の中で一番難しい部分になるので、練習する時もこの4小節だけを取り出してしっかり弾けるようにすると良いでしょう。

33小節目から48小節目までは調号もスパッと変わり、ファ♯1つの『ト長調』です。
和音もⅠ度とⅤ度の7の仲間しかいないので、ファ♯に気をつけながら、右手の滑らかなメロディを楽しめると良いですね。

前の記事で書きましたが、和音記号でなくても何か簡単な絵にしても良いかもしれません。
キラキラしたこの曲の明るいイメージを大切に練習します。

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