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日記、のようなもの #49 今年もこの日がやって来た

2022/10/30

毎年この時期になると楽しみにしていることがあります。それは「地味ハロウィン」。
数年前、暇だなーとTwitterをだらだらと見ているときに、ふと気づいたのが「地味ハロウィン」という文字でした。

ハロウィンの存在は、いまみたいにみんながいろんな仮装をして街に繰り出したりするよりもずいぶん前から知っていましたが、私は結局その波には乗ったことがないんですよね。
存在を知ったのは、そもそも日本ではまだハロウィン自体があまり認知されていないときでした。
その頃は、ハロウィンといえば、日本で言えばお盆のような、死者と生者が混じり合う一時期というイメージでした。そして子供たちのお祭りみたいなものという位置づけだった気がします。
ちょっと怖くて、でも子どもたちだけでお出かけできる楽しい日。

でも振り返ってみるに、ハロウィンを知った頃には私はお菓子をもらって歩くような子供ではなくなっていたし、そもそもその頃「トリックorトリート」を知っている人たちがどれくらいいたかもわかりません。
今ではハロウィンが近づくと街はうきうきしていますし、前日当日あたりはいろんなイベントがありますが、仮装して街に繰り出すのはどうにも気恥ずかしさが先に立ち、結局これまでハロウィンとは無縁のままなのです。

とはいえ、人様が仮装しているのを見るのは大好きです。
ことに、子供が仮装していたり、完成度の高い衣装だったり、そういうのを見ていると時間があっという間に溶けてしまいます。

そんなふうに人様の仮装を見るのは好きですが、そこに違う方向から剛速球で飛び込んできたのが「地味ハロウィン」でした。

「地味ハロウィン」が何かと言いますと、一般人を対象とした細かすぎて伝わらない物まね合戦的な感じ。
Twitterでは「#地味ハロウィン」で探せば本当に様々な写真が出てきます。

例えば今年だったら「オフィスビル1Fのコンビニでラストワン賞を引いちゃった人」とか「暗証番号を見ない配慮を示してくるショップ店員」とか。
そのためにどこかに行かなくても何なら自分の家でも、そのために新しい服を買わなくても家にある服でもできる、あるあるあるあるーって思わず言っちゃうようなものが「地味ハロウィン」です。

たまたま前日が週末だったこともあり、すでに今年の「地味ハロウィン」も相当たくさん上がっていますが、ハロウィンは明日。
まだまだたくさん「地味ハロウィン」の写真が上がってくるんじゃないかと、いまもまだうきうきしています。

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