『ミスコン女王が殺された』感想
『ミスコン女王が殺された』ジャナ・デリオン 創元推理文庫 1/12読了
『ワニの町へきたスパイ』の続編。面白かった!
図書館で借りてたんだけど、もう買っちゃおうかな。3巻がいつ図書館に入るかわかんないし。と結構真剣に考えてる。
アメリカではもう10巻くらいまで出ているようなので、日本でも早く続きを訳してほしいです。
フォーチュンとカーターはどうなるのか、というコージーミステリ的な興味もあるけど、元気の良すぎるおばあちゃんたちがたまらん。
以前から、元気のいいご老人が活躍するミステリが好きなんですよね。
シャーロット・マクラウドのいろんなシリーズもそうだし、『海の上のカムデン』シリーズもそうだった。
今後フォーチュンときっと親友になるであろうアリーもとてもいい感じ。きっとフォーチュンにとっては初めての友達なんですよね。
このシリーズは、キャラクターがとても魅力的。
CIA秘密工作員のくせに意外と物慣れないフォーチュンも、ものすごい過去を持つご老人たちも、彼女たちを取り巻く町の人たちも、みんな絶対に私の身近にはいないタイプ。なのに、彼らが右往左往しているあれこれは結構私の身近にもあるような問題だったりで、妙な親近感があったりもする。
ただびっくりしたのは、この2作目は1作目『ワニの町へきたスパイ』の翌日なんですよ。
ちょっとそれってあまりにも立て続けに事件が起きすぎじゃない?
あまりにもこの世界、濃すぎない?
まぁそれが面白いんだけど。
とにもかくにも、続きがとても楽しみです。
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