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日記、のようなもの #38 ままならない

2022/10/19

昨日の流血により、今日はもしかしたら熱が出るかも知れないな、痛くて耐えられないかもしれないな、一応仕事には行くけど、耐えられなくなったら途中で早退させてもらおう。

と思いつつ出社しましたが、それどころではありませんでした。
角を挟んで隣の席の人が濃厚背職者になったという連絡があり、そもそも今日が休みの人もいて、うちの班は今日は私一人に。
そういう日に限ってお客様は多いし、電話での問い合わせも多いし、ある意味弾きが強いというんでしょうか。
お昼休みも結局二十分しか取れなかった。
ままならないものですね。

そんな忙しない一日を過ごしていてふと気づいたのですが、昨日の傷が痛くない。
人がいなくて休みをもらうなんて論外だったのですが、いや、それ以前に痛くないなら休みをもらう理由ないよね?

そりゃあ切った指(人差し指)に力を入れたら痛いし、しばらくしたらまたじんわりと血が出たりしますが、それにしたって痛くないにもほどがあります。
昨日はいつもよりも二時間くらいは多く寝たから、そういうのもあって順調に治っていってるんでしょうか。……そうだったらいいなあ。

そういえば、昨日指を切ったとき、びっくりして痛くて正直頭のなかはえらいことになっていましたが、でも意外に早く落ち着きました。
というのも、ちょうどそのときAudibleで聴いていたのが、本屋大賞を受賞した『同士少女よ、敵を撃て』。
舞台は第二次世界大戦中のソ連で、主人公は狙撃兵の少女。
まだ半分くらい読んだかどうかというあたりなのですが、それでも随所に戦争の悲惨の描写や、ドイツ兵と戦ったり、狙撃したりする描写もたくさんです。
つまり、耳を通じて流血に少々免疫ができていたということなのかな。

と、そんなアホなことをときおり考えつつ、今日の一日が過ぎていきました。このまま特に痛みもなく治るといいなあ。

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