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『シンデレラ』感想

『シンデレラ』7/4観賞

見よう見ようと思っていたのに本上映の時には行けませんでした。なので、今回、特別上映が始まったのでせっかくだからと見ることにしました。

衣装がすごく綺麗だったと聞いてたんですが、ほんとに綺麗だった!!
そして調度もすごかったなぁ。宮殿ももっとみたかったけど、シンデレラの家も見たい部屋がたくさんありました。屋根裏の、シンデレラが追いやられた部屋ももっとじっくり見たかった。

子供の頃、私の読んだというか、聞いたシンデレラが私はすごく好きでした。お姉さんたちが宝石やら何やら綺麗で高価なものをお土産にねだる一方で、シンデレラはお父さんの肩だったか帽子だったかに最初に触れた木の枝をお土産にお願いするんですね。それがこの映画でも使われてて嬉しかった。何しろ、私の好きなシンデレラには魔女もガラスの靴も出てこないので。

ディズニーだと、フェアリー・ゴッドマザーが魔法をかけるというのが見せ場だから、魔法使いは絶対的な存在ですが。

ヘレナ・ボナム=カーターのフェアリー・ゴッドマザーは、その名によらずおっちょこちょい。エキセントリックだし。でももしかして、魔法使いという役割だとちょっとばかりエキセントリックな方がいいのかな。

ストーリーとは直接関係ないけど、ヘレナ・ボナム=カーターがこの映画のナレーションをしているってこと、最後の最後でようやく気づきました。私はもうちょっと、何を言っているかだけでなく、声にも注意を払わなきゃ。

名作と言われる作品は敵役が魅力的なことが多いですが、このシンデレラも敵役が魅力的でした。
ケイト・ブランシェットの美しさと怖さと言ったら……!
画面を見ながら、何度その美しさに息を飲んだことか。
でも姉たちは、そういう意味では少し可哀相だったな。シンデレラとの対比もあるでしょうが、嫌味で優しさを持ち合わせてなくて歌もうまくはなく頭もあまりよろしくはなく、という描かれ方もさることながら、彼女たちにもっと似合うメイクとドレスで二人を見たかったなぁ。
そういう華(と毒)の役割はケイト・ブランシェットのものだったんだろうけど、もうちょっと典型的な意地悪な姉の描き方ではなく、魅力的な悪役としての姉たちを見たかったです。

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