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『ハリー・ポッターと賢者の石』感想

『ハリー・ポッターと賢者の石』J・K・ローリング 静山社 5/17読了

そういやシリーズを通して読んだことはなかったな、といまさら改めて読むことにしました。とはいえ、この1巻は読んだはずなのに記憶ってあてにならないですね。後半全然覚えてないんだもん。

ハーマイオニーって最初はこんなに嫌な感じだったっけ?とか、スネイプ先生ってこんなに早くハリーのこと助けたりしてたっけ?なんてびっくりしながら読みました。

覚えていないなりに、自分が嫌だと思った部分は覚えていて、それを再確認するのはちょっと辛かったなぁ。

嫌な部分は、おじさんたちがハリーのことを頭っから完全に否定して話も聞かないところ。話を聞いて受け入れられないんじゃなくて話を聞こうともしないのが嫌。キャラクター造形という意味合いでは必要なのかもしれないけれど、私の嫌いなタイプそのまんまで、どうしても受け入れられなかったな。

あと、当時と違って余計なことを考えてしまいました。

寮に振り分けられるときは個々人の性格や資質によるみたいだけど、完全なる善人や完全なる悪人がいないように、全ての人はいろいろな才能や資質が入り混じっていると思うんですよね。

つまり、スリザリンの人にも、ハッフルパフに近い人、レイブンクローに近い人、グリフィンドールに近い人がいるんじゃないかって。もちろん、他の寮の人たちだって、そんなふうに他の寮の資質に近い人もいるんじゃないかと思うんですよね。

そういう人たちは、たとえばスリザリンらしさというものに違和感を抱くことだってあるんじゃないかなって、そんなふうに思ってしまいました。
先の方まで読んだらそういう部分もあるのかもしれないけれど。

というわけで、今度こそ、きちんとハリー・ポッターを読みとおしたいと思います。

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