見出し画像

日記、のようなもの #132 今日は単なる昨日の続きではない

『今日は単なる昨日の続きではない』

今日は何を書こうかな。そう考えていたときにふと降りてきた言葉です。
とはいえ、これは別に私が言った言葉じゃなくて、いつかどこかで読んだ本に書いてあったこと……何かの曲の歌詞だったかな? もしかしたらタイバニの何話目かのタイトル?
うん、そんなふうに大元が何かを思い出せないくらいには前に聞いた言葉です。

初めてこれを聞いたときには、それはそうだよね、毎日何かどこかが違う、たとえ昨日とまったく同じことをやっていたとしても感じ方も考え方も昨日とまったく同じことなんてあり得ないんだから、と思いました。まぁこの言葉を聞いたときにぱっと思い浮かぶ割と前向きな感想だと思う。

ただここ数日、この言葉を実感しています。
きっかけは、jMatsuzakiさん、佐々木正悟さん共著の『「今日もできなかった」から抜け出す1日3分!最強時間術 先送り0』という本を読んだことから。
感想はまた後日書きますが(と前にも同じこと書いたけど、また後日ちゃんと書くから!)、ものすごく乱暴にこの本の内容をまとめるなら「時間の使い方についての考え方の転換」でしょうか。
もちろん読む人によってどの部分をフォーカスするかは違ってくるので、これを実践論として読む方もいれば、考え方が参考となると思う方もいれば、当たり前のことを言ってると思う方もいらっしゃると思うんですが、私にとってはこれまでの自分から少し踏み出すことができたんじゃないかなと思うのです。

私は前にも書いたけど三日坊主でなかなか物事が続かない。それを繰り返しているので、ときおり振り返ってみると「まるで成長してないな」と思うことが多々ありました。
多々あるんだけども、オプティミストというか、ま、いっか―何とかなるさ、と楽しいことばかりに目を向ける性質なもので、三日坊主の反省が次に活かされていないんですよね。
だけどこの本を読んで、ほんの一歩でも何かやってそれを積み重ねていけばいいのかな、と思えました。その一歩ぶんだけ確かに昨日の私は前に進んでいて、だから今日の私は単に昨日と地続きというわけではなく、ほんの少しでもレベルアップした私なんじゃないかな、と。
たとえば毎日ほんの少しずつ前に上に進んでいたとして、なだらかな坂を上っていると思っていたけど、そうではなくてほんのちょっとだけど地面は階段状になっている。だから振り返ったとき、そのほんのわずかな段差の分だけ底上げされているから昨日とは見える高さが確実に違うの。
うん、説明が下手だな、私。

というのも、この本は先送り0をうたっていますが、今日やるプランを決め、それをほんの1分でもやったら、つまりちょっとでも手を付けたらそのプランを成果としてログに残していけばいい、というものなのです。
たかが1分、されど1分。たった1分だから駄目なのではなく、たった1分かも知れないけれどその積み重ねは100分にも1000分にもなる。そのぶんだけきちんと進んでいるんだ、ということです。
やるべきことに毎日ほんの少し手を付けることで習慣化できる。それをログに残していくことでモチベーションアップに繋がるし振り返りもできる。
そうして「今日もできなかった」から抜け出すことができる。

この本はTaskchuteというメソッドを推奨していますが、私はもともと仕事のログを取るためにTaskchuteを使っていました。だけど私の使い方としては、今日何をやったかの記録としてのもの。
100時間残業が常態化していた頃に始めたんですけど、仕事が多すぎ+上司があまりにもひどかったので、ちゃんとやるべきことをやったのか、担当部署に回答を出したのか、などを記録して上司に対抗し自分を護るために始めたのです。
そういう経緯だったので目的は記録をとること自体。つまり振り返りには全く活用できてなかったし、そこから学んだり改善することも特になかった。
仕事だけでなく私生活もそうだったので、それを何とかしないといけないなと思っていたときにこの本に出会い、手に取ったのです。

まだ本の特典であるTaskchuteCloud2のクーポンを使うところまでは行っていませんが、今はノートに手書きでログを取り、小さな一歩を重ねているところです。
そうすることで、毎日なだらかな坂をだらだら歩いているのではなく、毎日ほんの少しずつ階段状になったところを登って行っているような、振り返ってみたら昨日と似た景色ではあるけどほんの少し昨日とは違う高さを実感している最中なのです。

上の記事とは関係ないけど一応調べてみた。
『今日は単なる昨日の続きではない』が出てきたのは、たぶんだけどタイバニ2期の「今日は、単なる昨日の明日ではない」からかな。
自分の中に根付いてるなぁ、タイバニ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?