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日記、のようなもの #75 ずっと夢を見ている

2022/11/24

昨日は『ミセス・ハリス、パリへ行く』を観ました。

内容は、戦争未亡人であちこちの家の掃除を請け負って生計を立てているミセス・パリス。
ある日、そのうちの一軒で見つけたクリスチャン・ディオールのオートクチュールに魅せられた彼女は、お金を貯めてパリへ出かけ、クリスチャンディオールのオートクチュールを買う、と決心しました。

まずはお金を貯め、それからパリへ出かけます。
パリでは、優しかったり意地悪だったり親切だったりといういろんな人と出会いますが、ディオールは選ばれた特別な方々のみを顧客に持つお店。果たして彼女は無事にクリスチャン・ディオールのオートクチュールを手に入れることができるのか。

感想は後日アップしますが、このお話、大人の御伽噺という雰囲気でとても好きでした。

こういうきらきらとした大人向けの御伽噺は、邦画ではなかなか見られないですね。
私はそういうお話ももっと見たい。
邦画はなんというか、暗くて心が抉られるようなお話が多くて、私はちょっと苦手。
もちろん今年も邦画はそれなりに見ていますので、別に邦画が嫌いというわけじゃない。
ただ、たとえばマーベルのようなエンターテイメントに振り切った映画というのは、日本ではあまり評価が高くないような気がするんですよね。
確かに夢物語と言われるような話も多いかもしれませんが、せっかく映画館まで行って非日常の世界に浸れるんだから、私は夢物語でいいんだけどな。
現実を深く掘り下げたようなお話は、それこそ日々の生活でじゅうぶんすぎる。

そんなふうに思う部分もありますが『ミセス・ハリス、パリへ行く』は、きらきらとした御伽噺で大好きでした。
原作はポール・ギャリコ。これまた私の大好きな『猫語の教科書』を書かれた方で、この方が原作ならばきっと素敵な大人の御伽噺に違いない。
そう思って観に行きましたが、考えていたとおり素敵な御伽噺を観ることができました。

またこういうお話が見たいなぁと思います。

それにしても予告。
予告にもいろいろありますが、今回流れた『MEN』。さすがA24。予告だけでじゅうぶんトラウマになるレベルでした。

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