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日記、のようなもの #122 だいじょうぶ

今日観たのは『かがみの孤城』。
イオンシネマの会員更新クーポンの期限が明後日までだったため、何か観るものはないかなぁ、と急遽探していくことにしたものです。『キラーカブトガニ』というホラーコメディと悩んだのですが、基本的にスプラッタとホラーが苦手なため『かがみの孤城』にしました。
苦手なのになぜ『キラーカブトガニ』が気になったかと言えば、名前のインパクト。どう見たってバカ映画っぽいじゃないですか。バカ映画は割と好きなので。ただ感想を見てみると、バカ映画はバカ映画だけどちゃんとスプラッタっぽいので断念。なにしろ私の住んでいる地域はカブトガニが普通にいる地域なのです。さすがに今はずいぶん数も減っているとは思うし、たぶん棲んでいる地域も限られてきてると思う。でも子供の頃からカブトガニは普通に見ている地域なので、たぶん見終わったら引きずると思うんですよね。そういうわけでこっちは断念。

『かがみの孤城』が気になったのは、ほんの二、三日前にたまたまネットで感想を見かけたからです。やはりあまり『かがみの孤城』のことを知らずになんとなく観に行ったけれど、とても良かった、という感想でした。
そういうわけで観に行きましたが、事前知識として知っていたのは、辻村深月が原作であること。主人公は登校拒否をしている引きこもり気味の女の子であること。その子が招かれた城には、同じような年齢、同じような境遇の子が集められていること。
これくらいだったかな。
ネタバレ絶対許せない私としてはずいぶんと知っている方だと思いますが、お話を楽しむには全く問題ない情報でした。

作中にはいくらかの謎が散りばめられています。ジャンルとしては広義のミステリになるのかな。謎が散りばめられていて、その謎を解くような部分もあるし、ストーリーの根幹にも謎が込められているから。
原作はずいぶんと長いお話ですが、映画は二時間にそれらの謎をうまく散りばめ、ちゃんと回収していたのですっきりでした。

なんというか……とても良かったなぁこのお話。
観ている途中でこのお話はぜひ文章でも読んでみたい、と思ったので帰りに本屋さんに寄りました。が、見つけられなかったのでちょっとお預け。
調べてみると文庫本で上下巻だったので、いっそ電子書籍で買おうかなというのもちょっと考えてる。

原作がいいお話というのは、映画を観てからでも読みたくなるものですが、このお話ほど、このお話を、このシーンを、このキャラクターを、この会話を、文章で読んでみたいなと思ったのは初めてでした。
できれば、やりたいことのひとつである読書のための旅をして、そこでじっくりとどっぷりと世界に浸って読んでみたいなぁと考えています。

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