『ヲタクに恋は難しい』感想

『ヲタクに恋は難しい』3/3鑑賞

原作ファンからはあまり評判がよろしくないと聞いていたのですが、原作は読んでないけど原作ファンは困惑するだろうということはよくわかった。

これは高畑充希ちゃんの歌とダンスを堪能する映画だと思う。
高畑充希ちゃんが歌がうまいのは知ってたけど、ダンスもできるって知らなかった。そういえば歌がうまいって驚いたときにミュージカルをやるんだって教えてもらったんだよね。てことは歌だけじゃなくてダンスもやってるよね。そりゃ踊れるよね。

山崎賢人くんファンはこの映画はどう思ってるんだろうな。私は特にファンというわけではなく、それどころか、彼の出演作は以前にも見ているはずなのに、この映画で初めてちゃんと顔と名前が一致したくらい。本当に申し訳ないんだけど、でもこの映画でかなり好感を持ちました。最初から最後まできちんと見て、この人の表情が好きだって思った。無表情なのも笑顔もいいし、いろんな表情が観てみたいな。

賀来賢人くんはね、すごくいい味出してた。この人はイケメン枠なのかな……? 失礼ながら私はどちらかといえば個性派俳優枠かと思ったんですが、すごくいろんな表情を持っていて、いろんな色に染まれる訳者さんなんじゃないかなぁと思いました。

そして個人的に一番持っていかれたのが斎藤工。この人は一度フェスで生で見たことがあって、それまで全然興味なかったのに、彼がステージに上がった途端、なぜかすごく目が惹きつけられたんですよね。スターってこういうことを言うのかなって思った。歌い終わった後、ファンだけでなく興味本位で集まってきた人にもずっと笑顔で対応してて、それもすごく好感が持てました。ふっつーに私らが観てるようなところで観てたもんね。もともとフランクなフェスだけど、それにしても。あとすごくしょーもないことも自らガンガンやってたのも良かったな。テレビだとNGだってことまで。
この映画での斎藤工の役もすごくよかったです。カッコつけかと思ったらそんな顔も見せてくれるんだってところ、すごく良かったなぁ。

そしてもう一人目が放せなかったのが菜々緒ちゃん。彼女はいろんな映画やドラマで一癖も二癖もある役をやっていて、でもその「癖」は作品によって全然違っていて、結構幅広いいろんな役をやってると思う。つまりとても好きだ!
今回も抑えるところは抑えてて、かっ飛ぶところはかっ飛んでてすごく好きです!

そしてちょーっと気になったのが福田組の方たち。
もともと福田監督は好きだし、福田組の役者さんたちも好きなんだけど、正直この映画においては、福田組の佐藤二朗さんとムロツヨシさんはいつもの福田組っぽい演技は抑えた方がいいんじゃないかなー……と思いました。そこだけ浮いてるように見えたんですよね。これは役者さんばかりの問題じゃないけど。

映画自体は笑えるところは結構あったんだけど、総じて物語世界にはあまり入り込めなかったな。なんでだろうな。

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