『一度死んでみた』感想

『一度死んでみた』4/3鑑賞

タイトルとポスターを見る限り特に興味はわかなかったんですが、予告で面白そうだったのと、私の見る限り評判がよかったのとで見ることにしました。

主人公は広瀬すずちゃん。堤真一さん演じる父親が嫌いで嫌いでしょうがない薬学部の学生。まったくやる気のないまま、しかたなく父親の製薬会社の面接を受けるシーンから始まります。
すずちゃんはデスメタルバンドのボーカルとしても活動していますが、そちらはどうやら芽が出ないみたい。お父さんは自分の製薬会社に入社してほしいと思ってるけど、大っ嫌いなお父さんの会社になんか絶対に入りたくないと意地を張っています。

そんななか、お父さんが突然亡くなったと聞かされます。

タイトルのとおり、亡くなったはずのお父さんですが、実は一度死んでもう一度生き返ることのできる薬が偶然開発され、その薬を飲んでしまったのです。
しかし当然それは承認された薬ではなく、会社の乗っ取りをたくらむ連中は、一度死んだものを本当に殺したって罪にはならないだろうと急いで焼却しようとし、すずちゃんと事情を知る社員とはそれを何とか阻止しようとし……。

死を扱ってはいるけれどコメディで明るいお話。しかもうっかり泣かされそうになったいい話だった。

とても伏線の貼り方がうまい映画だなあって思いました。え? さっきのこれって伏線だったの!? というのがたくさんあって、単なるネタだと思っていたことがすべて回収されてすごかった!

あと広瀬すずちゃんの歌はよかったです。声可愛かったな。

すずちゃんと一緒にお父さんを生き返らせようとする社員が吉沢亮くん。この二人が見ててすごく可愛かったです。
それとキャストが豪華! カメオ出演っていうのとは違うだろうけど、ほんの一瞬、ろくに台詞もないような役で本当にいろんな人が出てくるの。途中からは次はだれが出るんだろうって、そういう意味でも楽しい映画でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?