『ムーミン谷の彗星』感想

『ムーミン谷の彗星』トーベ・ヤンソン 講談社文庫 5/2読了

ムーミンシリーズはこれまで読んだことがありませんでした。なので、刊行順とは別としてこれが実質第1作、と聞いたので手に取ったのですが、私の知ってるムーミンとは違う……。ちゃんと読んだことがないのに知ってるのとは違うゆーても、そんなの知らんがな案件ですが。

私の知っているムーミンは、ムーミンは家族とスノークのお嬢さんたちと友達と毎日愉快に楽しく、そしてときおり訪れるスナフキンと短い旅をして過ごす、というイメージなのですが、あのー失礼ながらこの本のムーミンたちは問題を先送りにし、なんかあったらお母さんが解決してくれる、他は顧みず何はともあれ好きになった子(スノークのお嬢さん)が最優先。という正直お友達にはなりたくないタイプと思ってしまった。

彗星がやってくるというかつてない大災害の予感を目の前にしてパニックに陥ってるからある程度はしょうがないといえばしょうがないんだけども。

刊行順に読んでれば良かったなぁ……と思い、次の本に手が出ない。だって次に準備している本も『小さなトロールと大きな洪水』ってタイトルからして、今回のこの本と同じような系統に感じてしまったのです。
でもやっぱりムーミンシリーズは気になるし、ちょっと寝かせて、刊行順での第一作を手にしてから、先を読もうと思います。

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