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宮野弦士さん10選

宮野弦士さんは私にとって一番好きな音楽家です。私はフィロソフィーのダンスを通じて宮野さんを知り、かれこれ4年くらい陰ながらご活躍を応援しています。実はこのnoteを始めたのは、以前、宮野さんがXでの配信で『曲の感想とかあればブログやnoteに書いてほしい』と仰っていたことがきっかけだったりします。宮野さんといえば女性アイドル界隈ではすでに作編曲家として知る人ぞ知る存在かと思いますが、演奏家としても本当に素晴らしいんですよね。魅力が伝わるかは何とも自信ありませんが、演奏家・宮野弦士さんと、作編曲家・宮野弦士さん、この2つの側面で個人的にお勧めしたい動画を今回ご紹介したいと思います。


1.フィロソフィーのダンス
「ジャスト・メモリーズ」ライブ・アット・ステラボール
2018年12月に品川ステラボールで行われたフィロソフィーのダンスの「ジャスト・メモリーズ」。これはもうバンマス宮野さんのマスターピースと言っても過言では無いです。もしまだ観ていない宮野さんファンがいたら、この動画だけは絶対に観ることをオススメします。極上のバラードからシームレスに続く約4分のアウトロ、そして宮野さんの熱いギターソロ、最後に割れんばかりの大歓声。ここに音楽の良さの全てが詰まってます。見終わった後は幸福の過剰摂取で口から魂が抜ける恐れもあるのでご注意ください。
当時まだ私はフィロのスを知らなかったので、この現場に行けなかったことが本当に残念で仕方ありません。普段アイドルを聴かないよって方もこの動画だけは騙されたと思って一度観てほしいです。フィロのスやバンドメンバー、オーディエンス全員が主役と言える、奇跡のようなパフォーマンスです。


2.フィロソフィーのダンス
「すききらいアンチノミー」ライブ・アット渋谷CLUB QUATTRO
フィロソフィーのダンス「すききらいアンチノミー」は、当時21歳の宮野さんが書いた記念すべきプロデビュー曲です。デビュー曲なのにいきなり超かっこいいです。今でも現場でこの宮野さんのナイル・ロジャース愛が爆発したイントロのカッティング音源を聴くとブチ上がりますね。作詞はヤマモトショウさん。ファンの間で通称「宮野ヤマモトコンビ」と呼ばれる黄金タッグが生まれた記念すべき曲でもあります。
そんな「すききらいアンチノミー」ですが、バンドセットでの公式ライブ音源があったのでぜひ聴いてみてください。この時のバンドメンバーは、ギター/キーボード宮野弦士さん、ベース武宮優馬さん、ドラムス油布郁さんの三人。この三人は7セグメントというバンドのメンバーでもあり、森崎ウィンさんのライブバンド、通称「Crumple Band(クランプルバンド)」の主要メンバーでもあります。再生をクリックしたら、いきなり熱気が凄いです。このライブも行きたかった〜!!


3.フィロソフィーのダンス「ヒューリスティック・シティ」
フィロソフィーのダンスにおける宮野さんの最高傑作はグループの代表曲「ダンス・ファウンダー」だと思うのですが、一番好きな曲は何かと聴かれたら今回紹介する「ヒューリスティック・シティ」ですね。私にとってはアイドルという枠組みを超え、オールジャンルで考えても人生で一番好きな曲だと思います。ライブに限らず普通に音源だけでも泣きながら頭振ってノッてます。エモいのに踊れる所がめちゃ好きです。グルーヴ感て言うんですかね。本当、たまんないです。あと宮野さんは印象的な音のフレーズを絶妙なタイミングで配置するセンスが良すぎですね。
個人的にはインディーズ時代のチーム・フィロのスの完成形かなと感じるくらい作品としての完成度が高いと思っています。歌唱・楽曲・ダンス・MVの全てが素敵で、初めて聴いてから4年ほど経ちましたが未だに全く飽きません。ちなみにここ数年、年越しの瞬間はこの曲を聴いて新年を迎えています。最高の曲で一年を終え、最高の曲で一年を始めたいという、あまりもオタクな理由によるルーティンで年越ししています。とにかく大好きです。


4.MORISAKI WIN「Move out」
森崎ウィンさんの歌手活動は2020年7月のメジャーデビューの時に宮野さんの楽曲提供を通して知りました。ウィンくんと言えばレディ・プレイヤー1の俳優と言うことは知っていましたが、はじめてウィンくんの歌声を聴いた時はこんな上手い人いるんかと衝撃的でした。普通に『マイケル・ジャクソンじゃん…!』て思いました。リズム感とかボーカルスキルが素晴らしい上に、圧倒的主人公感あるスターボイスがたまらないです。
そんなウィンくんへの提供曲でオススメしたいのがこの曲。本作は2ndアルバム「BAGGAGE」最初の曲です。1stアルバム「Flight」も宮野さんがトップバッターでしたが、宮野さんは本当にアルバム1曲目を作る天才ですね。車の窓を全開で海岸線をドライブしたくなるようなワクワク感で満たされる開幕優勝ソングです。ワンマンライブだと先述の「Crumple Band」の演奏も最高で、特にこの曲はバンドメンバーがステップを踏むパフォーマンスが可愛いんですよね〜!あと宮野さんのギターソロも最高です。ウィンくんのライブはめちゃくちゃ楽しいので本当オススメです!


5.7セグメント「物体A」
宮野さんがギター/キーボードを務める7セグメントから2022年に発売された「RECEPTION」は大名盤です。そして「物体A」はこのアルバムリリースと結成5周年を記念して行われたワンマンライブのアンコールで初披露された曲となります。この時のライブは見に行きましたが、アルバムリリース記念で未収録の新曲を披露するとは思わなかったので結構驚きましたね。この曲の美味しいポイントはスーパークールな間奏!そしてドラムス油布さん「ワンツー」からのラスサビです!たまらねェ!
7セグメントのライブはこの時が初参加でしたが、そもそも私は地方在住でライブハウスで生の音楽を聴いたことが無かったこともあり、音楽体験としてかなり思い出深いものになりました。この4月、一年ぶりに7セグメントのライブを見ましたが、SAWAさんの両脇で演奏する宮野さん松永さんがロック史に出てきそうな雰囲気があってめちゃくちゃかっこよかったです。7月7日に二年ぶりのワンマンライブがありますが、今からとても楽しみです。


6.TINGS「TOKYO WATASHI COLLECTION」
この曲はテレビアニメ「シャインポスト」と言うアイドルアニメへの提供曲で、アニメ公開に先駆けて配信されました。アニメ本編では2話の最後の方でちょこっと流れていましたね。『宮野さん楽曲がアニメで流れとる〜!』と放送を観て涙しました。お洒落で可愛くて本当にいい曲なんですよ。間奏明けの沁みる落ちサビ、そこからはじけるようなラスサビへの流れがめちゃ好きです。この曲に限らず個人的に宮野さん楽曲の好きな所は間奏からラスサビの展開です。後半に聴き所がちゃんとあるから最後まで聴きたくなるんです。ちなみに楽曲だけでなく、アニメ本篇の方も楽しませてもらいました。観た人にだけわかる話になりますが、私も6話最後の理王様歌唱シーンでしっかり驚きました。原作のラノベも読みましたし、時々続編とかアプリの配信まだかな〜と思うくらい普通にハマりました。


7.CUBERS - スキャンダラスKISS〜final act〜
この曲は2024年3月31日をもって解散した男性5人からなるボーイズユニットCUBERS(キューバーズ)のラストシングルです。作詞・つんくさん、作編曲・宮野弦士さんとかいう夢のような布陣の名曲です。初めて聴いた時、こんなに素晴らしい曲と出会えたのに、これが最後なのかと頭を抱えました。60を超えた私の両親も良い曲だと言っていたので間違いなく名曲だと思います。
つんくさんの下に宮野さんのこの曲が届いた時、既にかなり良い曲だと思ったそうですが、CUBERSにはハイレベルで手強いと感じ、簡単な曲をと提案したそうです。しかしマネージャーさんは『この曲で有終の美を飾らせたい』と返答し、結果、つんくさんもその熱意に応えて歌詞もハイレベルな言葉で仕上げたとコメントしています。その熱意に応えたCUBERSのメンバーと、宮野さん、つんくさんによる本気のポップスはまさに脱帽モノです。最高の大団円ソングだと思います。


8.原宿眠眠「2Time Klaxon」
前述のスキャンダラスKISSが早くも2024年の宮野さんベストワークスかなと思っていた矢先、またまた名曲を生み出して驚きました。今年の宮野さんの名曲量産体制はすごいですね。原宿眠眠さんの「2Time Klaxon」の作詞はSAWAさん。7セグメントでおなじみの二人による最高のアイドルシティポップだと思います。この曲は配信の翌朝に聴いたのですが、あまりにも良い曲すぎて、その日あった生誕祭ライブをどうしても見たくなり、急遽、地元の新潟から東京に向かい、当日券でイベントに参加する行動力全開ムーブをかましました。普段行かない現場なので緊張しましたが、その日はSAWAさんやごいちーさんと言った宮野さんに縁のあるアーティストが出演されていたので、自分にとっては神現場でした。原宿眠眠さんと記念にチェキを撮った際、2Time Klaxonの𝑺𝒆𝒄𝒓𝒆𝒕…が好きとお伝えしたら、最初は𝑺𝒆𝒄𝒓𝒆𝒕…じゃなくてレコーディング時にSAWAさんが変更したとおっしゃっていました。なんてワードですか?と聞いたら、また今度教えるとのことだったので、近いうちにライブに行って確認したいと思います。ちなみに社交辞令じゃなくチケットはすでに購入済みです!


9.宮野弦士「あめのち… (feat. rionos)」
クリエイターのソロワークスはコンセプトだったり表現したいことが伝わってくるので面白いし聴き応えがありますね。こちらは宮野さんの1st EP「Delightful Daylight」からの一曲。なぜこの曲を選んだかと言うと、ゲストシンガーのrionosさんの声がシンプルに好きだからです!単純に声の好みで言えばトップクラスで好きなボーカリストなんですよね。
rionosさんはフィロのスに出会う前にご自身の作品「ハシタイロ」で知ったのですが、初めて聴いた時はあまりの声の良さに、アニソン界からまた逸材が現れたと感動しました。まるでASMRのような繊細な歌声は、心と耳がたいへん喜びます。そんなrionosさんの声を宮野さんとの仕事で堪能できるこの曲は、私にとって“ご褒美“でしかないです。
ちなみに話が超脱線しますが、フィロのス伝説の電波ソング「あなたにあげない」のrionosさん仮歌バージョンと言うヤバいブツがこの世に存在するそうです。いや〜、今更ですがすごく聴きたい…!(笑)


10.宮野弦士「薫風 (feat. Minami)」
この曲は宮野さん2nd EP「Behind The Nightscape」の収録曲です。私にとってこのEPは、去年聴いた全アイテムの中で最も視聴時間の多かったEPで、大傑作だと思っています。私は車の中で音楽を聴くことが多いのですが、夜このEPを流しながらドライブすると上質な時間が味わえて最高です。特にこの「薫風」という曲は、ほのかな暖かさが私の地元の田舎道にも馴染むので、好んでよく聴きました。もしライブで演奏することがあれば、夏の野外で聴きたいです。
このEPを引っ提げてラジオ・アフター6ジャンクションにゲスト出演してアコースティックライブした回は最高でしたね。その時『フィジカルでリリースしてください』と言うメールを採用頂きすごく嬉しかったです。採用記念のステッカーは私の家宝です。
ちなみにこの名盤のリリースが2023年5月26日。その1周年記念にこのnoteを公開したかったので、なんとか間に合って良かったです。


【番外編】
宮野 弦士「貴方に逢えぬ夜」
デビュー前を掘るのはオタクの本能なので仕方がないです!と言うわけで、最後にご紹介するのは宮野さんの専門学校時代の曲です。この曲は宮野さんの専門学校で「YCW作曲チャンピオン」という作曲勝負の企画があり、視聴者投票で見事チャンピオンに選ばれた楽曲だそうです。フルでは聴けませんが、本当に当時20歳の若者が作った曲なのと疑いたくなる大人な曲ですね。普通にいい曲すぎるのでフルで聴いてみたい!

以上です!

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