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人事担当者として勉強になった記事まとめ

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人事担当者として勉強になった記事を、いつでも読み返せるようにまとめていきます
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#PeopleAnalytics

早期離職率は何%が適切なのか

こんにちは。WorkTech研究所の友部です。人事領域でよくモニタリングされるKPI(重要業績評価指標)の一つに、離職率(退職率)があります。退職率が人事や経営に頻繁に参照される理由は、以下の三つがあるでしょう。 データの収集が容易である。 結果指標として活用しやすい。 会社の状態を視覚的に理解しやすい。 では、実際にKPIとして退職率を活用するとき、一体何%が適切なのでしょうか。 適切な退職率は会社や事業のフェーズによって変わる退職率を数字として算出すると、「この

採用のKPIをどう考えるか

こんにちは。WorkTech研究所の友部です。このnoteでは人事におけるデータ活用を中心に書かせていただいてますが、これまで社内にいる人財をどう活用するか、を中心にお話をして来ました。いわゆるタレントマネジメント領域のお話ですが、人財を活用しようにもそもそも入り口の採用がちゃんとできていないと、活用どころではありません。そこで、今回は入り口である採用におけるデータ活用について、とっかかりとなる話をしたいと思います。 こちら研究所でも直近のホットトピックでして、「採用のKP

「ELTV(従業員生涯価値)」の最大化を考えることで人事に何ができるか?

こんにちは。HRMOS WorkTech研究所の友部です。 私は人事の方々とお話する機会も多いのですが、みなさん、様々な業務に対応し、忙しい日々を送っていらっしゃいます。 なぜ人事の方々が忙しいのか、にはいろいろな理由があるかと思いますが、とにかく扱わなければいけない施策が多いのではないでしょうか。 そしてそれを取捨選択しなければならないのですが、優先順位を決めるのが非常に難しい。そのようななか、優先順位を決める時に「とにかくパフォーマンスが上がればいい!」とか「エンゲージ

「退職分析」はなぜ難しいのか

こんにちは。WorkTech研究所の友部です。 前回のnoteにたくさんの反響をいただきありがとうございます。 これからもWorkTech研究所として、主に人事におけるデータ活用について積極的に発信していきたいと思います。 今回は、タイトルの通り「退職分析」についてです。 「人事データを活用して何か分析したいテーマはありますか?」と聞くと、ほぼ必ずと言っていいほどテーマとして上がるのは「退職」です。 「退職」はエンプロイジャーニーにおいて重要なイベントの一つです。自身で