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【香港「駐在夫」日誌🇭🇰ホテル隔離8日目】学級崩壊でもいいのだ “出所”できなくてもいいのだ 隔離後半戦の“哲学” 20220323

学級崩壊 “学校ごっこ”も後半戦に入り ついに鉛筆を投げた8歳と6歳 “学習机”からベッドまで50cm&ベイブレードまで2m そりゃ脱走しますね 「起立!気をつけ!礼…」ひとりで授業を終えた“先生役”の父親 でもこれでいいのだ “隔離学校”最大の目標は学力向上ではない 「じかんわり」を守ることだから

そもそもホテルの部屋は宿泊するためにある 教育する仕様にはなっていない さらに食事や洗濯すること前提にも設計されていない つまり皿を洗えば排水口は詰まるし 服を干せば延々乾かない じわる生活臭 幸い香港のホテルの換気扇は強力だが ザーザー ジェット機のエンジン音みたい

“窓の外”では亜熱帯のスコールがアスファルトを洗い流す 部屋を脱出したら絶対にやるぞ『ショーシャンクの空』ポーズ しかしここにきて“出所願望”が萎えてきている 早く出たいと思えば思うほど息苦しくなる 毎日決まった時間にトランポリンを飛びウクレレを弾き数学を解く これでいいのだと囁く自分もいる 浅はかな“隔離哲学”ですね

名乗らずビール差し入れしてくれた「伊達直人」の正体が判明しオンライン飲み 香港のスーパーラーメンマンだった 彼の物語は近い未来この日誌で語られるのだろう