【百科詩典】せきにんをもつ【責任を持つ】

まことに逆説的なことではありますが、「オレが責任を持つよ」という言葉を言う人間がひとり増えるごとに、その集団からは「誰かが責任を取らなければならないようなこと」が起きるリスクがひとつずつ減っていくのです。

〜内田樹『困難な成熟』