ヤドカリ放浪記2010〜会津西病院編〜

5月22日
体の不調を訴え､病院に訪れた俺に待ち受けていたのは入院と言う非情な宣告…
しかも病状が分からず原因不明の病ときたもんだ
でもこの原因不明の病は過去三度も犯されている
一度目は高校の時､二度目は26歳の頃､三度目は30歳の頃に発病している
いずれも原因不明で入院し､原因不明のまま退院させられた
なので案外気が楽で病室に移されて､すぐに寝る
とりあえず様子をみるとの事で三日間食事抜き
点滴で栄養補給の毎日
携帯はヤドカリに置きっぱなしだしする事がない
まぁ〜携帯あってもメールを打つ気力もないし､病院内使用禁止だしね
ただただ寝る毎日

入院三日目
担当医に「お腹減ったでしょ」と聞かれたので「もうマヒして腹が減ったって感覚がないです」と答えたら「じゃあもう一日抜いても大丈夫だな」と悪魔の宣告
墓穴を掘ってしまった…
医者曰く「胃を休ます為」だとか
結局絶食四日間と､この二ヶ月で一番ひもじい思いをする羽目になる

入院生活一週間目
回復の兆し無し…
食事はと言うと胃に優しいお粥に梅干し
素敵なメニューです
しかし梅干し大嫌いな俺はお粥のみ…
買い食いを考えたが売店まで歩くのもキツい
なのでお粥だけで我慢する
見知らぬ土地での入院
見舞いに来る者もおらず暇な日々を過ごす

入院生活二週間目
病状変わらず回復の見込みまだ遠く…
毎日寝転んでるんで腰が痛い
温泉が恋しくなる
暇潰しに福島の温泉本を読むが尚さら温泉が恋しくなり､フテ寝する
どうせなら温泉病院に入院すれば良かった…orz
唯一の救いは食事が一般食になった事だ
でも一日三食はハッキリ言ってキツかった

入院生活三週間目
看護婦さんと冗談を交わせるほど回復する
その様子を見た医者は看護婦の身を案じたのか退院を言い渡される

6月11日
めでたく原因不明のまま退院
タップリふんだくられる
しかしまぁ〜持病なんだけど､なんも旅行中に発病せんでもよかろうになぁ〜
ただただ無駄な日々を過ごした三週間だったです