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「コツコツドカン」になってしまう原因とその改善法

①「コツコツドカン」って何の事?

今日は、FX初心者さんや中級者の方でも陥ってしまう「コツコツドカン」についてお話していきます。

そもそも「コツコツドカン」とは何か?

解らない方の為に説明すると、何回もスキャルピングやデイトレでトレードを繰り返し数pips稼いでは利確を繰り返す。

そしてそのコツコツ貯めた利益を一発の大きな失敗トレードにおいて全部を吹き飛ばしてしまう。

この事を為替FXでは「コツコツドカン」と言います。


②「コツコツドカン」の原因

FXを実践している方なら1度は経験したことがある「コツコツドカン」ですが、その原因は何なのでしょうか?

私が考えるに人間心理に大きな原因があると感じています。

為替FXに限らず人間はコツコツと貯めたお金や物、他人からの信頼などもそうですが、たった1度の失敗で全てを失くしてしまうのを嫌います。

誰でもそうだと思いますが、その心理が潜在意識のような深いところで嫌がっています。

習慣として嫌な行為と無意識レベルで思っています。

なので、どうしてもコツコツ貯めた後のトレードで含み損を抱えてしまったり、損失が大きく膨らんでしまっても損切りする事が出来ずに放置してしまう。

そして更に損失額は膨らむ。

このような経緯で「コツコツドカン」は起きます。

「コツコツドカン」は、毎日少しずつコツコツ貯めたFX収益をたった1度の失敗トレードで失います。

例えば10万円で始めた為替FXトレード、1週間で5万円利益をあげる事が出来て合計15万円になった。

でも、次の週の月曜日に15万円全てを1度のトレードで失ってしまいトレード資金まで失ってしまった。

これが「コツコツドカン」の典型例だと思います。


③「コツコツドカン」を回避する方法

では「コツコツドカン」を回避するにはどうしたら良いのか?

方法は2つあります。

1つ目は、大きく動く事が予想される相場時間や指標時はトレードしないと決める。

これは、日本時間の朝9時から10時30分くらい、ヨーロッパ時間の16時~17時30分くらい、ニューヨーク時間の22時頃~23時30分くらいまで。

この時間帯は、様子を観て動いてからエントリーする。

特に日本時間の9時、ヨーロッパ時間の16時30分(冬時間は17時30分)、ニューヨーク時間の22時30分(冬時間は23時30分)この相場が開く時間帯は急激にボラが増えて変動幅が大きくなります。

「コツコツドカン」の原因の1つに大きく動いた時に逆をつかれて大きな含み損を抱えてしまったり損切りが遅れてしまう。

この事が原因の場合がほとんどです。

「大きく動く時間は入らない、様子見してから入る、トレンドが出てから入る。」

この3原則を守ってトレードするだけでも「コツコツドカン」からは解放されます。

2つ目は、そもそも「コツコツドカン」は、コツコツと小さな利益をコマメに取っていくから起きるのです。

コツコツ利益を上げていく手法をやめて大きく利益を上げていく手法に変える。

これが「コツコツドカン」から解放される最善の方法となります。

コツコツ稼ぐから「コツコツドカン」になってしまう。

それじゃあ「コツコツ利益を出すトレード手法」はやめてしまおう。

大きく動くところのみを厳選してエントリーし、デイトレ気味のスイングにスタイルを変えてみよう。

利益を伸ばす方法をマスターすると、1つのトレードで大きく稼げる自信がついてくるので、少しくらいの損切りは簡単に出来るようになります。

仮に大きな含み損を抱えてしまった場合でも、躊躇なく損切り出来るようになります。

これは、どうせこのトレードで負けたとしても俺は後のトレードで大きく稼ぐ事が出来るスキルがあるからまたエントリーし直せば良い。

このように考えられるようになります。

なので私は、損切りは機械のように躊躇なく出来ます。

何とも思わないです。

※むしろ次のトレードに集中できる。

※含み損を抱えている時間を買えた。

このような心理でトレード出来るようになりました。


④以前は私も損切りは大の苦手でした。

私は2023年10月現在で投資歴は6年くらいになります。

最初に始めたのが日本株でアマゾンにて「うねりチャート底値買い投資術」という本を買って読み投資を始めました。

資金は500万円くらいから始めました。

この「うねりチャート底値買い投資術」という本は内容はとても勉強になり投資の基本なども学べたのですが、唯一の欠点は損切りをしなくても良いという本でした。

この本で教えている手法は、確かに底で買っていく手法なのであまり損切りはしなくても良い方法でした。

しかし、為替FXやビットコインFXは、損切りは絶対にマスターしないと資金がいくらあってもすぐに失ってしまう世界です。

この最初に学んだ本が損切りをしなくても良い方法だったので、私の投資スタイルで損切りが中々上手く出来ない。

癖で損切が遅くなってしまう。

このような状態が5年くらいは続きました。

まさに毎日が「コツコツドカン」のオンパレード状態でした。

では、なぜ損切りが簡単に出来るようになったのか?

それは、先にも述べたように「コツコツドカン」になってしまう原因などを客観的に自分を見つめ直し、コツコツ稼いでいるからコツコツドカンを繰り返してしまうんだ。

「コツコツドカン」にならない為にはそもそもコツコツと利益を上げていく投資スタイルをやめて大きく利益を伸ばす方法に変えてみてはどうか?

そして損切りは機械的に行いとにかく最初に決めたルールは守る。

交通ルールを守るのと一緒だ、ルールを破ったら罰金も取られるし点数も引かれる。

それと同じだ。

トレードでも損切りのルールを破ると大きな損失を出してしまう(これは交通ルールを守らなかった時の違反金と一緒だ!)こう考えるようになったら少しずつですが、損切りが早く躊躇なく出来るようになってきました。


⑤損切りを機械的に行う練習法

早めの損切りや機械的に損切りをする為の良い方法が1つあります。

それは、一番低いロットでわざと損切りする練習を毎日1ヵ月~3か月する事です。

デモ口座などでやっても意味がないので、実際にお金を入れた口座でやる必要があります。

1回のトレードで100円とかでも良いのでエントリーして逆に動いたらすぐに損切りをする。

この損切り行為を習慣化させるのが目的です。

1ヵ月~3か月が無理で100円でも勿体ないと思う方は、21日間でも良いです。

21日間というのは、知っている方も多いと思いますが人間は21日間毎日同じ事をするとそれが習慣化される。

この人間心理を利用して損切りする癖をつけるのです。

為替FXは基本的に土日が休みなので、休みの日はビットコインでも良いですし、ビットコインの口座を持っていないという方は、FX口座で4週間プラス1日で合計21日になるのでやってみて下さい。

損切りが容易出来るようになります。


最後に

今日は為替FXで「コツコツドカン」をどうしてもしてしまう方向けに改善法や原因について書いてきました。

少しでも皆さんのトレードライフに貢献出来たら幸いです。

それでは今日はこの辺で、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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