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自己実現>承認欲求 の勘違いを考える


今回は、承認欲求と自己実現欲から起こる勘違いや、考え方を整理します。


まずはマズローの欲求5段階から

マズロの欲求5段階

人間の動機付けは
①生理的欲求 
②安全欲求 
③社会的欲求
④承認欲求 
⑤自己実現欲求

という五つの欲求を階層的に構成されている。
自己実現欲求はその最高段階に位置づけられ、これは、より低次の欲求が満たされて初めてその人にもたらされるものと考えられています。

というのが一般論です。


ホロスコープ的な特性把握

天体の偏りから大まかな特性を見ることはあります。
※ただし、出生時間、出生場所の情報が必要なので、調べる際は、ここは十分気を付けようね

各ハウスに属する天体の位置関係により、その人の力が発揮されやすいハウス(場所や環境)から
個人の特性をざっくり見てみよう、ってやつです。

このそもそもハウスって考え方の一つに、
スタートからゴールを人生って置き換える見方が多い。
生まれてから、
自我が目覚め始め、
教育を受け、
社会に出て、
色々な環境で活躍しながら、
人生を終えていく。

人生100年なんて言われているんで、現役世代を退いてからの時間も長くなりつつある世の中なので、
余計に、このハウスという考え方や、自分における自己実現を捉えるにあたって、
ホロスコープってつくづく優秀だと感じるわけですが、

ここで、この天体の偏りから見えてくる、自分の活かすべきポイントと
それ以上に憂慮するべきポイントなんかを見ていきます。

私のホロスコープ

まずは私のホロスコープから。
天体が大体左上に偏っているのがわかります。

天体の偏り①

天体の位置関係から見えるざっくりとした個人の特性は以下の通り。

人生をハウスに見立てていることからわかるように、
上半分:社会的な営み
下半分:プライベートな部分

生まれてから、社会に出るまでは、自己を満たすことに終始し、
社会に出てからは、他者貢献に終始し、また、それが求められる環境になってきます。

特性的には、
上半分が多い人:社会的な活動に優位性あり
下半分が多い人:自己欲的な活動に優位性あり
なんて見て取れます。

天体の偏り②

上下に引き続き、左右で見てみます。

生まれ、育まれ、やがて学校などで教育を受けて社会に出ます。
社会に出ても当面は上司などの指示で動くことが多く、
経験を積んでいくことで、自分主導で動くことが増えてきます

特性的には、
左半分が多い人:自己実現欲求高め、自主的な行動で意欲的になれる
右半分が多い人:承認欲求強め、周囲との関係性を大事にする

などとよく言われます。

全体的にバランスがよければ、もちろん全体的にバランス取れている、といった具合です。

天体の偏りからのso what(で、どうするの?)

ホロスコープによる特性は、優劣ではなく、あくまでもその人の特性・傾向です
大切なのは、この特性を活かして、自分がどう生きるかに尽きます。

ここでマズロー欲求5段階に話を戻します。
このような図を見ると、段階が上がるほど、高次の欲求と捉えがちですが、もちろんそんなわけではありません。
売れないバンドマンが、俺はやりたいことをやっているからそれでいいんだ!
など誰もよしと思わないでしょう。

あくまでも下の階層の欲求を満たした上で、上位欲求を満たせて、
はじめて、欲求を満たしていると言えるのではないでしょうか。

そういった意味では、欲求よりも、承認と置き換えたほうがしっくりくるかもしれません。
他者承認があって、初めて、自己実現段階を満たせるよと。

ホロスコープの天体の偏りについても同様です。

私の天体から、私にはこういう特性が見られるな、だからこれに特化しよう、ではなく、
自分に足りないもの、補うべきものを克服しながら、または周囲に協力を仰ぎながら、初めて自分の得意なフィールドで、特性を発揮していかなければならないと感じます。

私の場合であれば、特性的には左上。
位置関係だけ見ると、自己実現欲の塊みたいなもの。
実際、承認欲求なんて皆無だし、好き勝手やっていたい。

ただ、これだけでは、単なる自分勝手な人になりかねません。

周囲から承認されることを意識しながら、自己実現を満足して、初めて特性を活かしているとなるのではないでしょうか。

皆様も、自分の特性から見える、得手不得手を感じながら、最終的な自己実現を満たせるようになるといいですね!

西洋占星術の普及に尽力したいです(*^▽^*)