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令和元年(2019年)度中小企業診断士2次試験再現答案事例Ⅰをふぞろい流で採点して、開示得点と比較してみました
中小企業診断士試験は2次試験は模範解答が公表されません。
不合格者に対しては、事例ごとと総合得点でABCDの4段階評価が示されます。
A: 60 ~ 100
B: 50 ~ 59
C: 40 ~ 49
D: 0 ~ 39
4科目合計240点以上で合格、ただし、D評価の科目があった場合、不合格
受験生の再現答案を集めて、集計し、分析した書籍がふぞろいな合格答案です。
このふぞろいな合格答案では、各設問ごとにキーとなる文言とその目安得点が記載されています。
2次試験の勉強時にはこのふぞろいな合格答案と自分の過去問解答を比較して、勉強の良し悪しを図っている受験生は多いです。
各事例ごとに私の再現答案をふぞろいな合格答案を用いて採点を行い、開示された得点と比較します。
毎週土曜日に1事例ずつ公開していく予定です。令和元年度事例Ⅰ、事例Ⅱ、事例Ⅲをふぞろいな合格答案と比較した結果を公開します。
令和2年度はまだふぞろいな合格答案が出ていないので、まずは再現答案と個人的なふり返り、反省を公開します。ふぞろいな合格答案発売後に比較を加筆予定です。
なお、得点開示による得点は以下の通りです。得点の低い事例は反面教師とし、得点の高い事例は参考にしていただければ幸いです。
令和元年度 事例Ⅰ48点 事例Ⅱ 68点 事例Ⅲ 54点
令和2年度 事例Ⅰ56点 事例Ⅱ 78点 事例Ⅲ 50点
では、48点だった令和元年度の事例Ⅰを見ていきましょう。
令和元年度 事例Ⅰ問題
問題は以下で入手できますので、リンクよりダウンロードしてください。
事例I 第1問 (20点)
最大の理由は、A社長の切迫感の欠如である。
社会的な逆風による市場縮小、生産者の後継
者不足、高齢化による生産数減少していたが、
葉たばこ乾燥機の売上は減少していたが、現
在の倍以上あり、切迫感が欠如していた。
ふぞろい流採点 5点/20点
市場縮小 5点
理論的に破綻しているし、文章として、「〜が」が続いていて読みにくいですね。キーワードの市場縮小があるので、甘く5点とつけました。
最大の理由なので、理由は1個ですので、そこを意識したものは良かったですが、A社長の精神論を説いてしまいました。売上減少と費用増大から事業が成り立たなかったことが全く指摘できていないです。
事例I 第2問 (20点)
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