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【Unreal Engine】Google Playで広告付きアプリを配信するまでに引っ掛かったこと
僕がGoogle Playで広告付きのアプリ配信するまでに引っ掛かったことを書きます。
今回、アプリを作るのに使用したエンジンがUnreal Engineだっただけで、Google Play Consoleの内容はUnreal Engineに限定しない部分もあります。
感謝
本題に入る前に・・・
どうしても引っ掛かってしまいTwitterで助けを求めたところ、
私の記事ではございますが、Androidに実際にリリースできた設定事項をブログとして残しております笑 私はapk でなく推奨されているAABファイルにてアップロードしました。ぜひ参考にしてみてくださいっ!https://t.co/4478ZHFZIv
— さっとさと/UEモバイルゲーム開発 (@officialSATTSAT) April 24, 2022
さっとさとさんと、
公式ドキュメントの「チャンクを作成する」のところまで手順どおりに行えば.aabに含んでくれるようでした。https://t.co/83q8gM8OHs
— さら@知育/脳トレゲーム開発 (@DishHC) April 24, 2022
さらさんからお声がけいただきました。
基本的にはお二方のおっしゃる通りにやればできると思います。
本当にありがとうございました!
ビルド関連
Android SDK
Unreal Engineで作成したプロジェクトをAndroid実機で動かしたい場合は、
とりあえずこれの通りにやって、
環境変数
Unreal EngineのAndroidビルド、前に一度できたのにできなくなってしまったけど、このツイートに辿り着いてできました! https://t.co/qgSNjl0Rn6
— ひろきち (@hirokichi_game) April 3, 2022
これの通りに環境変数の設定をしたらできます。
環境変数の変更方法は、
ここを見ました。
ここまでできたら、ひとまずAndroidでのビルドだけはできるようになると思います。
KeyStoreの発行
ビルドができただけで安心してはいけません。
Google Playで配信するためにアプリに署名が必要です。
基本的にはこれの通りに進めます。
コマンドプロンプトのディレクトリ移動については、
ここを見ました。
ですが、コマンドプロンプトの工程でエラーが出ました。
エラー内容でそのまま検索するとこちらに辿り着きました。
こちらの通りに、管理者としてコマンドプロンプトを立ち上げて設定したらできました。
ターゲットSDKバージョン
Google Playで配信するには、現在はターゲットSDKバージョンを30以上にする必要があるようです。
プロジェクト設定>プラットフォーム>Android>APKのパッケージ化>ターゲットSDKバージョン
の設定を30にします。
これは今後Androidのシステムが変わっていく毎に変化する可能性がありますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1650845636380-aGZvpacgwh.png?width=800)
【2023年6月24日追記】
ターゲットSDKは現在33が最低ラインのようです。
arm64(またはarm64-vBa)をサポート
ビルドしたアプリをGoogle Playにアップロードしたところ、アプリを64bitにしてね、と表示され弾かれました。
プロジェクト設定>プラットフォーム>Android>ビルド
の設定のarm64の方だけオンにして、armv7の方はオフにすることでGoogle Playにアップロードできました。
![](https://assets.st-note.com/img/1650845794010-o8bA2O6Wz8.png?width=800)
ここまでやればGoogle Playで配信ができるようになると思いますが、これだけだとアプリの全データが配信できておらず、Google Playからダウンロードして起動した時にエラーが出てゲームが遊べない状態になってしまいます。
アプリの全データを配信するために、Google PADのプラグインを有効にする必要があります。
Google PADプラグインの有効化
Google Playで配信するには、Google Play Deliveryというシステムでアプリをまとめる必要があるようです。
https://defconnet.work/en/unrealengine-xapk-validation-error-fix/
ここの通りにGoogle PADプラグインを有効化しましょう。
プロジェクト設定の中の方の設定もわすれずに。
![](https://assets.st-note.com/img/1650856013091-CqC72upNlS.png?width=800)
僕はこのドキュメントの通りにData Assetの設定もしましたが、上の外国語のページからするとそこまでしなくていいっぽいですかね?
これで、Google Playで配信したゲームできちんと遊べるようになると思います。
出来ない場合はどこかの設定が間違えているかも知れません。
上述のさっとさとさんのページに各種設定が網羅されているので、そちらも参考にしてみてください。
Google Play Console関連
ここからは、Google Play Console関連のお話です。
そもそも、Google Playでアプリを配信するには、Google Play Consoleに開発者として登録をしなければいけません。
ここに開発者登録をして、アプリの情報を入力して、アプリをアップロードすることになります。
初回登録にクレジットカードが必要
初回登録時にクレジットカードで25ドルの支払いが必要です。
僕はいつもau Payのプリペイドカードをクレジットカード代わりにしてAmazonやらNintendoストアやらの支払いで使っているんですが、Google Play Consoleさんではきちんとプリペイドカードとして弾かれてしまい、同居人にお願いして支払いをしてもらいました。
Google Play Consoleで登録する名前とクレジットカードの名義は違っていても大丈夫そうです。
本人確認
その後、顔写真付きの本人確認書類の提出が必要になります。
僕はマイナンバーカードでいけました。
ヘルプを見ると免許証、パスポート等書かれており、マイナンバーカードは書かれていませんが大丈夫そうです。
プライバシーポリシー
Google Play Consoleでのアプリ設定の途中にプライバシーポリシーの設定が必須ででてきます。
これ、調べてみたら2022年の4月から、企業個人を問わず全アプリで必要になったようです。
めちゃめちゃ最近じゃないか!
個人でプライバシーポリシーを発信するためにはどうしたらいいのか、検索したら下のようなジェネレーターが出てきました。
こちらでプライバシーポリシーの文章を作成して、Notionというサービスを使ってURLをゲットして公開しました。
ジェネレーター内の「Personally Identifiable Information」の部分を翻訳すると、個人を特定する情報、と出てきます。
作成されたプライバシーポリシーの文章を翻訳にかけて読んだところ、アプリを利用することで何か個人を特定する情報を収集する場合は記載が必要で、そういった情報を収集しないのであれば空欄で大丈夫っぽいです。
アップロードするファイルはaab
アップロードするファイルはaabです。
いろいろ調べていると、apkファイルとか、obbファイルとか、はたまたpakファイルとか、更には容量は150MB以内とかいった情報が出てくると思いますが、個人レベルでアプリを作ってGoogle Playで配信する場合は、必要なファイルはaabファイルだけで、その容量は気にしなくて大丈夫そうです。
上述のビルド関連の内容がクリアできていれば、aabファイル内に必要なデータが含まれているはずで、その場合はaabファイルのサイズが150MBを超えていても大丈夫っぽいです。
初回審査はちょっと長い
初回の審査は割りと時間がかかるようです。
僕は丸三日くらいかかりました。
そのあげく、上述の通りGoogle PADの設定ができておらず、エラーで起動しない状態を全世界に配信してしまいました。
審査とは???ってなりましたね、あはは。
公開後の更新のリリースは、だいたいその日のうちか10時間程度で公開状態になっていました。
広告(Google Admob)関連
アプリの登録
Google Admobにアプリを登録するには、そのアプリが公開状態でなければいけないようです。
初回審査はけっこう時間がかかるし、一回正式に公開してからでないと広告が入れられないのはなんだかモヤっとしますね。
ベータ版等で登録できるような記述もどこかで見かけたので、正式な公開前でも登録できるのかどうかは次の時に試してみたいと思います。
基本設定
基本的な設定はこちらの通りにやれば大丈夫です。
でもこれだけだと広告は表示されないと思います。
Admobを有効にする
いろいろ調べたところ、
こちらのRedditに辿り着きました。
この投稿内容と、書かれているYoutube動画を参考に、Sourceフォルダのビルドコードを編集したら広告が表示されました。
インタースティシャル広告のロードは早い段階で
バナー広告の場合は、ブループリントでAd Bannerのノードを呼び出すだけで表示されますが、インタースティシャル広告は広告をロードしてから表示させます。
そのために、Load Interstitial Adというノードと、Show Interstitial Adというノードがありますが、これを順番に繋いだだけでは広告が表示されません。
いろいろ調べていたらこのRedditに辿り着き、インタースティシャル広告の場合は、表示させるよりもかなり早い段階でロードする必要があることを知りました。
どのタイミングでロードするのが適切なのかわかりませんが、僕の場合はゲームが始まってすぐのタイトル画面でロードしたところ、インタースティシャル広告が表示できました。
おしまい
以上、僕がGoogle Playで広告付きアプリを配信するまでに引っ掛かったところです。
Unreal Engineは日本語の情報が少ない印象なので、これからアプリを配信したい人の参考になれば幸いです!
これらの引っ掛かったことを乗り越えて配信したアプリは
![](https://assets.st-note.com/img/1650855134635-7pMJyfBZl6.png)
こちらです。
Macを持ってないのでAndroid版のみですが、去年ichi.ioで配信して誰からも見向きもされなかったPC版もあります。
内容的に優れたゲームとは言えないですが、自分でPCでゲームを作った初めての体験で、とても勉強になりました。
これからも気ままにうだつの上がらないゲームを作っていきます!
Twitterもよろしくお願いします。
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