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家フジ2022

昨年に引き続き今年もフジロックがYouTubeで配信された。しかも無料で。

現地の生音の良さもあるのだが、オンラインならではの良さは自分が見たいライブの移動時間をショートカットして見られる事だ。

昨年もそうだったが、カメラワークが素晴らしいのか、現地で一緒に参加しているような一体感をオンラインでも感じることができる。

配信の合間に流れるミュージシャンのインタビューでも誰かが言っていたのだが、ロックフェスの素晴らしいところは、自分が普段聞かないような音楽との出会いだ。

これはアルゴリズムで最適化された音楽サブスクでは出会うことはできない。Spotifyなどでリコメンドされる曲はそれまで自分が聞いていた曲をベースに行われる。

アルゴリズムが参照する人の嗜好性は、外部環境からの新しい刺激があって初めて変化する。そんな新しい出会いが今年もあった。オンラインでのフェスはその出会いがより多く味わえる。自分のベスト10は以下のとおり。

自分的 家フジ2022 ランキング
第1位 Mura Masa

MuraMasaはUKの音楽プロデューサーだが、日本の名刀から名前を取っている。ゴリゴリのダンスミュージックでゲストボーカルもよかった。

第2位 Tom Misch
Tom Mischはどちらかといえばゆったりとした曲が心地よく、まどろみを誘った。心地よさNo.1。

第3位 Bonobo
Bonoboは1日目のラストだったが唯一金曜聴けたライブだった。来年からは金曜も休みを取ろう。ダンスミュージックが楽しかった。

第4位 Cornelius
コーネリアスは、オリンピックの一件があっただけに、2日目のトリは感慨深かった。VJと合わせて改めて全部良かった。

第5位 Sherbets

シャーベッツは自分もこれまで通ってきた音楽がまたフジロックで聴ける喜びがあった。当然演奏も素晴らしいのだがベンジーの声が衰えなく、素晴らしかった。

第6位 ハナレグミ
ハナレグミは東京スカパラをバックに圧巻のステージ。「ハナレグミといえばこの曲」が全部詰まっていた。フィッシュマンズのカバーもよかった。

第7位 Creative Drug Store
Creative Drug Storeは若手ヒップホップのクルーで最近聞いているJubeeやVaVaなどが所属しており、各メンバーの持ち歌が順番に披露されて勢いを感じた。

第8位 The fin.
The fin.は日本人離れした英語ボーカルの透き通った感じがよかった。朝に気持ちいい感じ。

第9位 Bloody Wood
Bloody Woodはハードなメタルバンドだが、多様性や平和に対する強いメッセージ性があり、インドの音楽とのミクスチャーのような感じでインパクトが強かった。

第10位 Mogwai
Mogwaiも言わずもがなだが、アンビエントな音楽は夜に心地よかった。

これだけ良質な音楽をリアルタイムで聞けてタダなのは申し訳ないくらいだ。そして来年はリアルでも苗場に行きたいと思った。それにしても暑い。

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