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マルチタスクが効率がいいは本当か?マルチタスクが若者を脅かす危険とは。

あなたの周りにいろいろなことを同時にこなしている器用な人はいないだろうか?

[はじめに]
最近話題の(いい意味でも悪い意味でも)音声SNS”Clubhouse”の著名経営者の話を聴きながら仕事をする。仕事をしながらメールを返す。
仕事だけに限らず、友達の話を聞きながらSNSを更新する。勉強をしながら度々SNSをチェックする。

そんな何かを複数同時に行うことをマルチタスクと称するが、このマルチタスク、一見するととても効率がいいように思える。
だってclubhouseで著名人の貴重な話を聞きながらさらに仕事も同時進行できるのだから。

今回はここ10年間のiPhoneやスマートフォンの登場とSNSの発達によって多くの人が経験していることであり、無意識のうちにマルチタスクが本当の効率的なのか「マルチタスクと集中力の関係」について考えてみた。

そもそも人はマルチタスクに向いているか


そもそも人間の脳みそはさまざまな業務を同時にうまく切り替えながら行うことが向いているのだろうか?

一言で言ってしまえばもちろん「向いていない」

人間の脳は複数のことを同時にこなせるようにはできていないのだ。これらの結果は多くの脳科学者らの研究によって明らかになっている。

マサチューセッツ工科大学の神経学者アール・ミラー氏によれば、人間の脳はマルチタスクをするようにはできておらず、マルチタスクが得意だ!と思っている人は大抵が自分の脳を騙しているだけと述べている。

人間の脳は目の前のことに集中しているときに、わずか数秒の間にメールを返すためにスマホを見ただけで元の作業に集中力を戻すためには数秒ではなく何分も時間を費やしてしまう。要は、人間の脳は瞬時に切り替えることが得意ではない。


マルチタスクは集中力を奪う

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現在ほとんどの10代〜20代がスマホやiPhoneを持ち歩いており、常にどこにあるか把握していることだろう。

これらの年代の若者はマルチタスクを無意識のまま、マルチタスクをしているという自覚がないほどに色々なことを同時に行っている。

例えばテレビでNetflixの映画を見ながらスマートフォンで友達にメッセージを送る。
コロナ禍であれば、大学のオンライン授業をパソコン越しに受けながら、デスクトップを切り替えて友人とSNSで会話をする。

そういったことを続けていくとどうなってしまうのか、

まずは集中力がなくなっていく、いわゆる注意散漫になりいろいろなことが気になってしまい目の前のことに集中できなくってしまう。

そういうことを続けると鬱状態になりやすくなり、精神が安定しなくなってくる。脳は疲れ果て体に危険信号を送り出すのだ。

マルチタスクは一見するとさまざまなことを並行して行うことで効率が良いように思えるが実際は脳が切り替えに追いつかず、目の前のことに集中している人に比べ効率が悪いのだ。


マルチタスクをしないようにするためにはどうすればいいか


マルチタスクをしないようにするためにはどうすれば良いのだろうか?
実際に私が実践していることを紹介していきたい。


①タスクを区切って管理する

私は、前日に世界でもっとも使われていると言われているtodoリスト(手書きのノートでも良い)に行うタスクを整理しておき、翌日朝にそれらをもとに5分ほどで1日のスケジュールを組む。

この時に重要なのができるだけ細かくスケジュールを組むことだ。例えば移動時間にすることや、メールを返す時間などを決めてしまう。

またtodoリストに設けているタスク以外は緊急でなければなるべく行わないようにしている。


②作業時間に制限時間をもうける

例えば、「会社の会議資料を作る」という作業を行うときにiPadやiPhoneのストップウォッチ機能を使って制限時間を設けている。私自身、集中力がないためぞの制限時間ないに終わらなかった際は何か自分にペナルティを設けるなどして絶対に終わらせるように心がけている。

ブログであれば、今日2時間で終われば明日は1時間50分で終わらせるなど、日に日に短くしていくことで作業のスピードも上げることができる。


③iPhoneのホーム画面の1ページをtodoリストとスクリーンタイムにする

自分がどれだけiPhoneを見ているかを把握できていない人はぜひ試してみて欲しい。オブジェクトのスクリーンタイムの一番大きい表示を設定して1日にどれだけ自分がiPhoneと仲良いのかを知ればどれだけ人生を無駄にしているかを理解できる。

ちなみによくいう話だが、現代人は睡眠が約7~8時間、仕事が8時間とすると人生の残されたフリータイムは一日8時間ないくらいと言える。その時間をiPhoneと向き合う時間にしてしまうのはもったいない。
もし4時間を超えているものなら今すぐ改善するべきである。(ちなみに昔の自分はスクリーンタイムが10時間ほどだった)


④通知を切る

現代人はiPhoneの通知がなる度に「上司からの連絡だったら」「大事なことかも知れない」などという理由で約10分おきにチェックしていることをご存知だろうか?

意識してもみてしまう時はiPhoneの通知を切ってしまおう。そして通知を確認する時間を1時間から2時間おきに決めてしまおう。


それでも気になってしまう人は‥

⑤iPhoneをポストに入れてこよう

おそらくそれでもiPhoneの通知がSNSが気になって仕方ない人もいることだろう。実は人間の脳はiPhoneの通知を切っても近くにあるだけで集中力を奪っていく。

だったらポストに入れてきてしまうのがベストだ。鍵を閉めて庭に投げ捨ててもいい。




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