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安倍元総理の死去、そして国葬について

自民党大阪府連での記帳

本日は安倍元総理の国葬です。
あのような形で安倍元総理がお亡くなりになってしまったことは、大変ショックであり、もっとお話をお聞きしたかったと残念でなりません。

私は自民党大阪府連にて記帳を、そして手を合わせに行ってまいりました


6月12日には来阪時に実際にお話を聞く機会があり、バイタリティに溢れ、まだまだ政治家として取り組みたい政策があっただろうと思うと、その無念が思われます…。


決して許されない、暴力による政治妨害

これは政治信条が違うかたであっても、政治を志す者ならば、皆同じ思いなのではないでしょうか。テレビで立憲の辻元議員が安倍総理を好敵手として「もっと国会で論戦したかった」と無念さを述べておられたのは象徴的で、政治を暴力で歪めるようなことは絶対にあってはならないのです。言論で戦うべきです。
民主主義国家として、今回の事件の重大さを国民皆が共有せねばなりません。

国葬の是非に関しては、国民の税金を使うことでもありますし、国民の中に賛否の議論があるのは仕方のない話ですが、
法律上は内閣には儀式を裁量で行う権限がありますので、巷で言われるような法的な問題は無いと考えております。しかし批判は当然あるだろうことも、また理解します。
岸田政権として、批判もあろうことは覚悟の上で、決断したのであろうと受け止めております。

6月12日、安倍総理来阪時の思い出

令和4年6月12日、参院選に際して安倍総理来阪、自民党主催の松川るい候補の参院選決起集会に来阪してくださいました。

松川るい参議院議員は、元々外務省の官僚で、国連の女子差別撤廃条約委員会などでいわゆる従軍慰安婦問題での日本側の主張をやってきたようなバリバリのキャリア官僚でした。
このときは、いわゆる従軍慰安婦の強制連行について、日本国として組織的にやったという事実は無いということをきっちり、日本政府として国連の場で反論主張したのですが
そのような経緯もあり、安倍総理から一本釣りで出馬要請があったのです。
当初は政治家という選択肢は考えておらず、あくまで外交官のつもりなので断っていたそうですが、周囲の後押しもあり、結局受けることになったそうです。
そのような関係性の安倍元総理と松川参議ですから、わざわざ大阪まで応援にいらっしゃってくださいました。

僕と松川さんは、共にロシアから入国禁止になってるんですよ!

令和4年6月12日安倍晋三元総理の講演より

安倍元総理の講演を生で聞き、本当に話がうまいなあと思いました。
難しい話も緩急付け飽きさせません。さすが経験豊富なベテラン政治家とうなりました。大変勉強になるなあ…と一緒に参加した友人と話していたところでしたので、まさかもうあの安倍節が聞けなくなるとは…

ロシアは耳の痛いことを言う人間を片っ端から現在入国禁止措置をやっているのですが、安倍総理も松川るい参議も、そのロシア発表のリストにきっちり名前入っていたそうで、むしろそれを笑いに変えていました。
つまり、それはむしろロシアお墨付きの耳の痛いことも言ってくる人間だということです。

岸田総理、キッシーとは当選同期で親しいんです。
彼は昔から男前で知られ、彼が入ってくると、職員の女の子が「キャー!」ってなるんですよ。私はそんなことはなかった。
ルックスでは岸田!でも人柄では安倍!ですよ!

令和4年6月12日安倍晋三元総理の講演より

こんな冗談入れこみまくりでして、会場ドッカンドッカンうけていました。このイベントは改憲をテーマにしてもいますので、冒頭で岸田総理の憲法改正に向けてのビデオメッセージもあり、
それを受けての安倍元総理の、本題に入る前の掴みなのですが、本当に話がうまいです。
これで聴衆の関心をぐっと掴み、そこからまじめな本題にスムーズに入っていく流れは見事の一言でした。

週刊誌記事などでは、安倍元総理と岸田総理が関係悪いかのようなものもありますが、実際にはそう悪くないのではないのか?と思えました。
岸田総理は同期で安倍内閣でも外務大臣を長年務め、決して関係性悪いってことはなかったのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

もっと安倍元総理に話を聞きたかった

安倍元総理の急逝により、この動乱の世界、そして日本について、お考えを聞く機会は永遠に失われてしまいました。
まだまだ聞いてみたいテーマがあったように思います。
総理を離れたことで、忖度なく己の考えを言えるようにもなったところでしょう。実に残念です。

それから、本人の声が失われたことをいいことに、いろいろな勢力が、「安倍はきっとこうだった」「ほんとは安倍はこう思ってた」などなど、元総理を己の権威付けに使おうとする動きがあるように思います。
それってどうなのかな?

「安倍元総理の声はもう聞けない」
この前提に立ち、あまりいいかげんな決めつけはよくないように思えます。

そしてまた、「自分で考える」ことこそ大切なのだと思います。
「安倍元総理が言っていたから」で決める話ではなく、あくまで自分の中で物事は決めねばなりません。
元総理の権威を創作、利用しようという者もいろいろ出てくるでしょう。それに惑わされず、己を持つことが重要に思います。

安倍元総理はもうおられないのです。
自ら考え、自ら進んでいく必要があるのだと思います。

あらためまして、安倍晋三元総理のご冥福をお祈りいたします。


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