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絵本の コード進行って 何ですか ⁉

絵本作りのコード進行⁉


絵本作りに コード進行を 意識してみるのも
面白いんじゃないかと 思います。

絵本と 音楽は似てるなぁと 思っていて、
名作は 年代を越えて 愛されるということも そうですが、
特に、作り方も 似てるのでは⁉ と考えています。
音楽作りを したことはないのですが、感情だけではなく、体系立って
絵本作りが 出来ないものかとも、常に考えているのです。

音楽にコード進行などがあるように、絵本にも ある種の コード進行が
あって、その中でも、どスタンダードな作り方として
最近やっている事があります。

それが、
「くわがたバス」という紙芝居には入れてありますし、
くわがたバス|童話紙芝居|紙芝居 児童書 教育画劇 (kyouikugageki.co.jp)


「ぽっかりライトせんせい」という絵本にも入れてあります。
『ぽっかりライトせんせい』(はっとり ひろき)|講談社BOOK倶楽部 (kodansha.co.jp)


体系的にシンプルに作る場合。

①特徴が3つ以上有るものを探す。


「くわがたバス」では、くわがたの特徴である、
挟む、足があって歩ける、飛べる、木の蜜を吸う。などです。
それを使って、順番に 技を出していくと しましょう。


②例えば、上の表の「くわがたバス」ように
2・3・2・3+余韻+オチのような 進行を 試してみる。

(紙芝居12見開き・絵本15見開き)

物語の中心の組み立てを、
3見開き・何かがあり→解決。
木が倒れている→顎で挟んで取り除く

2見開き・何かがあり→解決。(リズム上げる)
大きな岩が立ちはだかる→タイヤから足が伸びてまたぐ

3見開き・何かがあり(転換点含む、困り事が起こる)→何とかして解決。
橋が無くなっている→悩む→バスの天井が開き羽根になり飛んで渡る

これがだいたい 3見開き、2見開き、3見開きくらいの
リズムで進めてみる。など。

いろんなリズムが 有るので、たくさんの 絵本を見て、
そんな風に分解してみるのも面白いです。


③主人公の目的を解決させる。

始めに、主人公の目的があり、物語に入る。
「転」があり、物語の解決へと向かう。

1、目的は何か。設定の説明(文だけではなく絵でも)
2、②を組み立てる
3、「転」により、目的達成
4、最後のページは余韻を残す。


僕の場合最後の1ページでオチにしてできるだけクスッと出来るようにしてます。
こんな感じの作り方も試してみるのも面白いです。

上図でいくと、黄色は、目的~解決。
ピンクは、転換点です。

転換点は、必ずピンチが来るわけではないですが、
ピンチが来た方がラストに向けて加速して行けるかもしれません。
これが、「転が、オチに活きる」ということなのかなと思います。
23352のシフトが必ずではなくて、
まず、状況がわかり、目的がわかって始まり、
目的が 達成されると 話が まとまりやすいかな と思います。

トータルのページ数は 決まってるので、
1つ目、2つ目、3つ目の エピソードを
どれくらいで 割り振るのかも 大切で、

「ぽっかりライトせんせい」では、
3番目の 冷蔵庫くんに ページ数を 割きたかったので、
1番目の 目覚ましくんが 出ていくシーンと、
2番目の 掃除機くんが 入ってくる シーンを 1ページに まとめました。

ページ数は、こんな感じで 流動的ですが、
シンプルに 作るときに こんな 感じで作るのも 面白いです。

これは一例です。
最終的には作るときに ご自分の作り方、
パターンが出来ると、ある程度の完成度まで もっていけます。

こんな風に、仕組みに当てはめて 作ってみるのも 面白いので、
これからも、いろんな絵本作りを 楽しんでいけたらと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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