PIVOTはテクノロジー企業を目指します
PIVOTのプロダクトマネージャー(アプリの開発責任者)の蜂須賀(@PassionateHachi)です。
2024年7月。ユーザーの皆様に「PIVOTは全てのコンテンツを無料化」するご連絡をいたしました。
ユーザーの皆様の喜びの声や驚きの声をいただき、純粋に嬉しく思っています。
今日は、せっかくの機会なので、PIVOTアプリにおける「これまで」と「これから」についてどんなことを考え、どんな世界を見ているのか少しばかりお話しさせていただけたらと思います。
大前提として、我々が掲げる「日本をPIVOTする」というミッションは遠く高い山であり、今は道の途中です。
そのため、一つ一つのアクション1年後、2年後、3年後、10年後を描いたストーリーの途中にあるのでまだ話せないことがたくさんあります。後に皆さんの中で、このnoteやPIVOTの一つ一つのアクションを再度思い出していただき、一つ一つを伏線として回収できる状態になっている未来こそが「日本をPIVOTする」というミッションのその先を目指すタイミングだと思っています。
「ながらで学ぼうPIVOT」に込めた思い
2024年2月のPIVOTアプリ本格始動。
このタイミングでまず伝えたメッセージが「ながらで学ぼうPIVOT」というメッセージでした。
この背景には、今では80回を超えたユーザーインタビューから見えたPIVOTユーザーの皆さんの体験にヒントが隠されていました。
長くなってしまうので、ユーザーインタビューからどのようにインサイトを得たかはまた別の機会に。
(PIVOTのユーザーインタビューのやり方についてはこちら)
また、アプリの本格始動時にはCEOの佐々木のメッセージも添えて、「PIVOTマイル」「バックグラウンド再生」、そして、「プレミアムプラン」という3つの進化をユーザーの皆様にお届けしました。
この開発には、実に6ヶ月の月日をかけ、時に夜中遅くまで働いてくれたエンジニアたちの努力が込められていました。
(この時の意思決定の裏側はこちら)
そして、その5ヶ月後の7月。私たちはこのプレミアムプランを終了することを発表しました。
プレミアムプランの終了
SNSでは、喜びの声も多く見受けられる中でこんな声も見つけました。
実は、道の途中ということもあり、具体的な数字は公開できませんが、PIVOTアプリにおける1週間あたりの視聴数は「本当に?」と二度見するほどびっくりする数字を上げています。
これは来るべきタイミングでお話しするとして・・・
もう一つの声として、「作ったもの捨てるのはエンジニアがかわいそう」という声もちらほらとあるかなと思います。
これに対しては、「NO」と明確に言えるチームがいます。 PIVOTはエンジニア含め、この先の1年後、2年後、3年後のストーリーに共有、共感ができていることもあり、半年かけて作った機能を捨てる時の意思決定もあっさりとむしろ「その方がいい」と言えるものでした。
また、今回の意思決定は現状のビジネスモデルのみで満足した慢心というわけではありません。今後、予定している二の矢、三の矢があるからこそ、1つのマネタイズポイントを捨てる意思決定ができたわけであり、そのためにはさらなるPIVOTのプロダクトの強化が必要不可欠なのです。
PIVOTのプロダクトはさらなる進化へ
さて、プロダクトの強化には、強いプロダクト組織も必要不可欠です。
実は、このnoteのタイトルにも掲げた「PIVOTはテクノロジー企業を目指す」というのがその宣言であり、私がプロダクト組織一人目としてジョインした2022年10月から温めていた一つの目標でした。
もちろんコンテンツ企業としての魅力は失うことなく、テクノロジー企業としてのエッセンスが加わることを意味しており、両方の側面を得ることで私たちはさらなる進化と挑戦を目指していくという意味です。
実際にその期待は、1年前に投資家のONE Capital浅田さんから私自身に与えられた命題でもありました。
プロダクト組織の責任者として、組織づくり、プロダクト(アプリ/Web)の意思決定、エンジニアのマネジメント、アドバイザーの招聘など全てを行なってきた中で、今こそ一段ギアを上げていけるタイミングだと確信しています。
そのため、まずは「テクノロジー業界・コミュニティへの恩返し」を目的に今年から「テックカンファレンスのスポンサー」を実施していきます
具体的には・・・
また、本格始動の2月以降の着実にアプリの進化を繰り返してきました。
そして、着実にテクノロジー企業への歩みを進めていきます。
これからもPIVOTのプロダクトはさらなる進化を遂げていきます。ぜひ期待してお待ち下さい。
最後に・・・
以前、エムスリーCTOの山崎さん、VPoEの河合さんと3人で話していた時にこんな話がありました。
最初にお話しした通り、私たちには、1年、3年、10年先を見据えたストーリーがあります。
その途中過程が故に、まだお話しできない伏線や時には一時的にネガティブな印象を与えてしまうことがあると思います。
ですが、このストーリーを一緒に楽しんでいただき、「PIVOTがこれから何をするのだろう?」と共にワクワクしていただけるような状況をこれからもご提供できたらと思っています。
もちろん、ユーザーとして参加していただく方法以外にも、乗組員として共に走っていただくことも大歓迎です。
もし、思いを同じにしてくれる方がいらっしゃったら、以下よりドアをノックしていただけると嬉しいです。Androidエンジニア、Webエンジニア etc.
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主にPjM、PO、セールスエンジニア、AWS ソリューションアーキテクトなどを務める。「映像業界の働き方を変える」をモットーにエンジニア組織を超えたスクラムの導入、実践に奔走。DevLOVEなど各種コミュニティーにおいてチームビルディングやワークショップのファシリテーションを行う