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情報の取捨選択

現代社会においては、よくも悪くも情報量が圧倒的に増えてきています。
選手たちは、高いレベルの選手がどんな練習をしているのかすぐに調べる事ができる様になりました。本日はどのように情報を取捨選択すべきか記載していきます。

大前提:自らを知っている事

別記事でも取り上げた、「まずは、自らを知る」ということを大前提において話を始めていきます。

自らの現状が◇◇である
自らの目標は△△の状態になる
そのためには○○をする必要がある。
だから、自ら取り組むべきは◎◎である。

この様に、現状と将来ありたい姿から、今取り組むべき事を選択する方法がベーシックであり、一番簡単な方法ではあるかと思います。

情報の取捨選択とは

 動画、SNSなどから参考を見つけたら、まずトライしてみるのも良いでしょう。
 その際、「なぜこの選手はこういう動きをしているのか」「自分が取り入れると普段と違うのはどこになるのか」を考えながら練習してみましょう。

 また、指導者から受けるアドバイスについても取捨選択が必要かと思います。
(※チームとしての方針がある場合はこの限りではないです)

 アドバイスを受ける側は、何を改善しようとして、どんな事を思って指摘してくれているのか?自分に取り入れられる事はないか?と、一度噛み砕いて吸収してからが、取捨選択かと思います。
まず何事もやる事によって気がつく新たな発見があることも事実です。

大事なのは、納得して取り組めているか?

 言われた事をただやる、動画で見た事をただやってみるだけでは、ほぼ意味がなく得られるものも限られると思います。
 間違えていても良いので、「なぜ今これに取り組むのか」「これをやることで何が得られると考えているのか」を自分自身が明確に持ったうえで行動していくことが大切です。

 私の経験談ですが、言われたことをとにかく聞いてやってみたことがあります。
それはそれで、新しい気付きや発見がありよかった一方、一時的に上手くいったはいいものの、それが続かなくなった時に、次の手をどうしたらいいか?わからなくなり混乱したことがありました。
 プロの真似をして、とても良いバッティングをしたが、なぜ良い打球が飛んだのかわからず、再現性がなかった。などの経験があります。
 だからこそ、「なぜ今これに取り組むのか」を自分自身が明確に持ったうえで情報を取捨選択し、実行していくことで、うまくいかない場合、さらに上を目指す際に、今までの取組と今後の方向性を理解した上での判断がとれるようになります。

指導いただく立場の方にお願いしたい事

 指導=必ずやりなさい。ではなく、選択肢を提供する。また提供した選択肢の理由を添えて伝えてあげてほしいと思います。
 チームとしての方針が決まっている時は、積極的に指導者ー選手間での会話をし、どのように取り組んでいくべきかを協議した方が良いと思います。
 それは、指導者の方も意図があって方針を立てているため、その内容を踏まえて自分がどうなっていきたいのか、認識合わせしながら進めさせていただくことで、指導者の方も理解の上で、判断ができるし、尊重した回答をいただけると思います。
 チーム運営の観点で、ここまでは守ってほしい。などの要望が出る際は、自分自身が取り組みたい事に対して納得できるのかよく考え、意見交換をしましょう。

まとめ

 選手は結果を出すために、様々な事を吸収し、トライすることが求められます。一方指導者の方々も同様に結果を出したい、結果を出させてあげたいという思いがあります。
 独りよがりにならず、チームの関係者と一緒に成長していける事が大切なのかと思います。

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