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40歳からサッカーイラストを描き始めて8年後に日本サッカー協会に辿り着いた話【始動編】


はじめましてhiroki.38こと宮内大樹です。

普段は福岡や東京などのエリアを中心に
印刷物、WEB、映像など商業ベースのイラストレーターとして活動しています。

また、
趣味でSNSにてサッカーをテーマにしたイラストを公開しています。



今更ながらnoteをはじめてみたので

お仕事のことや
サッカーのこと、
最近始めたソサイチのこと、
これからのことや今までのことを
苦手な文章の練習を兼ねて
記録用として書いていこうかなと思っています。

どうぞよろしくお願いします。

せっかくなので
最初の記事は自己紹介を兼ねて
気づけば描き始めて9年目に突入したサッカーイラストのことを
書こうと思います。

かなり長くなりそうですがお付き合い頂けると幸いです。

●生い立ち

小学校当時の僕は
大好きなキン肉マンとキャプテン翼を模写したり
オリジナルの四コマ漫画を描いたりしては
友人に見せていました。
絵を描くことが好きというより
みんなから褒めてもらえる事が嬉しくて絵を描いてる少年でした。


町立の中学校、普通科の高校に進学しましたが
そこでも友人や先生の似顔絵を描いて笑い合ったり
教科書の偉人たちをもれなく全員、妖怪やロボットに整形させたりと、
誰かに見せる事を前提としたネタとしての絵を描いていました。


その後、
デザインの専門学校に入学卒業し
(バンド活動とアルバイトに専念しすぎて留年してしまう程の落ちこぼれでした笑)
デザイン会社を転々とし
25歳の時に成り行きでグラフィックデザイナーとして独立しました。


イラストレーターという職業への憧れは持ちつつも
今までコミュニケーションの手段としてのイラストしか描いてこなかったため

内面から湧き出てくる感情を表現するようなアーティスト的な志向や思考は皆無、
これが私だ!というタッチや世界観も持ち合わせていなかったので
当然、個展などのアート活動をすることもなく、
たまにお仕事用のイラストを描く程度の20代を過ごしました。


30代になり、
沢山のご縁に恵まれ、
様々なクライアントワークに携わらせて頂きつつも
フリーのデザイナーとして人並みな自分に限界を感じてきた頃、

クライアントが求めるコンセプトやテーマを伝える手段として、
イラストで表現する方が自分には合っているし得意だということに気づき、
やっぱり僕はイラストレーターになりたい!
という思いがさらに強くなった為

30代半ばに
「イラストが得意なデザイナー」から
「デザインが得意なイラストレーター」にシフトチェンジしました。

福岡という地域的な事なのかわからないけど
僕のようなデザインとアイデアの提案が出来つつ
商業イラストに振り切ったイラストレーターが少なかったためか、
たくさんのご縁に恵まれ、
ありがたいことにいろんな案件に携われる事が出来るようになった
40歳の時、

2014年ブラジルW杯が開催されます。


●サッカーと仕事がしたい

キャプテン翼と出会って以来
サッカーの魅力に取り憑かれてしまい、

(と言っても競技志向ではないので部活動には入らず
昼休みサッカーやTVゲームや観ることでサッカーを楽しんでました)

デザインの専門学校に通ってた1993年に
Jリーグが開幕し、
日本代表が世界に大きく近づき、
日本中でサッカーが盛り上がっていた頃から

もしもいつかイラストレーターになることが出来たら、
サッカーに関わる仕事をやってみたい
という
憧れを密かに持ち続けていました。


と言っておきながら

・そもそもサッカーのイラストを普段から描いてもいないし
・何を表現すれば良いかわからないし
・オリジナルの絵のタッチを持ってないし
・描いたとしてもどこで発表すれば良いかわからないし
・サッカーに繋がる知人もいないし

という感じで、
念願のイラスト業務に携わることが出来るようになったにも関わらず
結局何の行動に出ることもないまま、

2011年のなでしこジャパンの女子W杯優勝
2012年のロンドン五輪での男女日本代表の躍進の勢いそのままに
2013年の本田圭佑選手の劇的なPKゴールで掴んだ
ブラジルW杯出場決定に日本中が沸き

香川真司選手、内田篤人選手、岡崎慎司選手、遠藤保仁選手を筆頭に
歴代最強とも謳われていた
ザッケローニ監督率いるサムライブルーの
船出を祝うために街中に掲出されているポスターや
メディアから流れてくる映像などの
様々なサッカーグラフィックを
この時も羨ましく眺めていました。

「今回のW杯にも何にも関わることが出来なかったなぁ、、」←当たり前

そして迎えた2014年
ブラジルW杯開幕!!



予選グループ敗退、、、泣


思ってもいなかった結果に
不完全燃焼のような燃え尽きたような抜け殻状態の中、

次のW杯まで4年、、
その時自分は44歳、、
もう全然若くないし
結局次回のW杯の時にも何にも関わることなく
このまま歳をとっていくんだろうなぁ

と、
ネガティブ闇に引き込まれそうになったので、
無理やりポジティブなことを考えてみることにしました。

次のW杯まで4年 →4年もある
その時自分は44歳 →まだ44歳
もう全然若くないし →イラストレーター歴は全然若い
結局次回のW杯の時にも何にも関わることなく →何もしてないのに結局って?
このまま歳をとっていくんだろうなぁ →歳はとるけど経験は増えてる

いや、
よくよく考えたら

・そもそもサッカーのイラストを普段から描いてもいないし
 →描けばいい
・何を表現すれば良いかわからないし
 →自分のサッカー観を描くのは難しいし多分続かないけど
  サッカーニュースや選手なら山ほど描く素材はありそう。
  日本代表戦も20年間ほぼ全試合観てるし。
・オリジナルの絵のタッチを持ってないし
 →お仕事でいろんな案件をこなしていくうちに
  無駄な情報や色数を出来る限り削ぎ落とす描き方が身についてる気がするし、
  最近は僕が描いたイラストに気づいてくれる人もいたりするので
  それが自分のタッチなのかも
・描いたとしてもどこで発表すれば良いかわからないし
 →まずはホームページにアップしてみるとか
・サッカーに繋がる知人もいない
 →作品が溜まったら出版社や広告会社に売り込みメールを送るとか


何だか出来る気がしてきた!


●目標と手段

とはいえ、
やっぱり明確な「目標」とか「やり甲斐」がないと
続かない気がするので考えてみました。


■目標


「関係者として日本代表のピッチ脇に立つ」
→いやいやありえない笑

「サッカーチームまたはサッカー関係企業とパートナーとして仕事する」
→実際はこれがリアルな目標だけど口に出すのはおこがましいな、、

まずは
「次のW杯までに一件だけでもサッカーに関わるお仕事をする」
を目指そう!


■やり甲斐


一番難しいけど一番重要な部分。

僕はかなりの飽き性であるため、
常に人に見られたり評価してもらえる状況を作った方が
続けられるかもと考えたところ、

「facebook」
→知人だらけなので自分の作品に対するリアルな評価がわかりづらいし、
 野心を知られることがまず恥ずかしい

「mixi」
→もっとオープンな方が良いかな

「twitter」
→怖い

ということで当時まだ流行り始めた頃の
「Instagram」
を調べてみました。

2014年当時はまだ写真が主流でイラストをアップしている人も少なく
さらにサッカー系のイラストは
可愛い似顔絵やリアルな似顔絵などしか見当たらなかったため
自分の方向性とカブりそうな心配はなさそうでした。

Instagramなら
・世界中の人に観てもらえる可能性もあるし、
・反応や評価の視認性が高い
・アカウント自体がポートフォリオとして機能しそう
・まだライバルが少ない
・多分これから企業アカウントが増える
・今なら先駆者になれる可能性がある
・ポジティブ


ということでInstagram上で
サッカーイラストを投稿していくことに決めました。


(投稿編に続きます)








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