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こんばんは、
株式会社廣起の廣木です。

ようやく暖かくなり始め、一年に一度だけ咲き誇る桜の木を眺めると、春がやってきたなぁと嬉しい気持ちになります。

弊社は、3月決算の会社で2023年〜2024年度の第5期目を無事終えることができました。一緒に創ってきた仲間や応援してくださるすべての方々に感謝いたします。

昨年対比の売上で言うと、約130%成長することができました。利益は、昨年度より微増になります。5期目を振り返ると、人財・設備・新規事業の立ち上げなど、あらゆることへの投資を積極的に行なった一年でした。そして、毎年のテーマでもありますが、「選択と集中」をより実践することが大切だなと実感した一年になりました。

会社が目指すべき方向性、MVVをブラッシュアップして、ビジョンを実現するために、「何を選び、何を捨て、どこに集中するか」ということの連続でした。特に、僕にとって新しい挑戦をすることは得意ですが、やらないことを決めるということが最も意識すべき課題であると考えます。

株式会社廣起のMVV
Mission:すべての人財の無限大の可能性を最大限に!
Vision:はたらくを通じて、歓動するストーリーを共創しよう。
Value:みんなの幸せのために!まだ見ぬ世界への 挑戦心を!素直さと謙虚さと 向上心を!どんなときも 愛と感謝の心を!変化に柔軟に!目的からの逆算!

これを読み返すと、自分は今何のために挑戦していて、何のために会社経営をしているか、原点に立ち返ることができます。土を耕し、種を植え、水をやり、育ててきたもの花開く、寒い冬に耐え、下へ下へと根を張って、春に美しく咲く桜の木のように、これまで投資をしてきて、その土壌や種をもとにしっかりと土台を築いて回収していくのが、今期だと考えています。

MVVをカタチにするために、何をやるか、何をやらないかを常に経営判断し、今年度は、前年対比500%、年商5億円をひとつの目標として挑戦していきます。

さて、少し話が逸れていましたが、今回noteでお伝えしたかったテーマは、「数字で客観視する」ことが大切だということです。

20代の頃に、尊敬する先輩経営者の方に言われたことがあります。当時、25歳でまだ会社員をしながら独立を目指していました。本を読んだり、勉強会に参加したり、経営の先輩方に話を聞いたりして、新しい知識をインプットし、刺激的な毎日で、自分自身の成長を非常に感じていました。ところが、ある日こんなことを言われたのです。

先輩経営者:「廣木は、この数ヶ月で色々な経験をしたと思うけど、どんな成果を創ったの?どんな成果を創ったか、数字で教えてほしい。」
廣木:「数字というより、将来を考えたり、本を読んだり、積極的に人に会ったりして、新しい発見や学びが沢山あって、刺激的で成長をとても感じています。」
先輩経営者:「廣木が成長を感じているだけだとしたら、自己満足やね。」
廣木:「え、、、(そんなことはないと思うけど)」
先輩経営者:「廣木が経営者になりたいなら、この数ヶ月で創り出した売上や利益を数字で教えて。」
廣木:「売上や利益は、まだゼロです、、、」
先輩経営者:「それは、つまり成長していないということやから。あらゆる世界でプロとして活躍している人に共通していることは、数字にこだわっているということやで。スポーツであれば、得点にこだわるから、うまくなるし、チームで協力するし、勝利に繋がる。経営であれば、売上と利益にこだわるから、自分やスタッフが魅力を上げようとしたり、どうしたらお客様に喜んでいただけるか、必死になって考えながら関わるやろ。」
廣木:「確かにですね。」
先輩経営者:「廣木が、どれだけの人の役に立ったか、どれだけの人に喜ばれたか、どれだけ世の中に貢献したかの1つの物差しが、収入や売上、つまり数字に反映されるんやで。だから、数字は単なる数字ではない。数字は愛情や貢献の証なんやで。もし廣木が、感情や感覚で、この数ヶ月を振り返って、「いい時間だった」とか「成長した」とか言っているとしたら、経営者には絶対になれない。廣木が成長したいのであれば、廣木が愛情ある魅力的な大人になりたいのなら、もっと数字に厳密になれ。もっと数字にこだわりなさい。」

そんなことを言われました。売上や数字ときくと、苦手意識があったり、ノルマのようなイメージがして嫌な感情になったり、マイナスな印象をお持ちの方もいると思います。僕もその一人でした。

しかし、先輩経営者から、教わった「数字」は非常に「ポジティブ」なものでした。

「数字とは、廣木の想いの投影」
「数字とは、廣木の愛情の証」
「数字とは、廣木の貢献の証」

だということです。

実際に、事業に挑戦する中で、お客様に喜ばれる機会が増え、結果として売上や報酬が増える経験をしていくと、「数字=愛情や貢献の証」だと思えるようになりました。これまで感じていた「数字=ネガティブなもの」ではなく「数字=ポジティブなもの」だと捉えられるようになっていました。

もう少しわかりやすい例で、1年間の打率が2割のバッターと打率が4割のバッターは、4割のバッターのほうがチームに貢献しています。お客様が毎月10名のお店とお客様が毎月1000名のお店では、毎月1000名のお店のほうが多くのお客様を笑顔にしたり喜ばれていると想像できます。

もちろん、数字がこの世の中の物差しで、最も大切なものだとは思いません。売上や得点を創るために、裏方の役割で活躍している方々が数多くいる場合もあるので、営業で契約して売上をあげたり、スポーツで得点を入れている人が凄いとか、偉いという話をしたいわけではありません。

ただ、プロとして活躍し続ける人、愛情がある人、世の中に貢献している人の多くは、結果的に数字にこだわっている人が多いなと個人的に感じています。

もっというと、そういう方々ほど、目先の数字に惑わされていないです。半年とか1年とか3年とか5年とか、中長期的に見て、数字がどう推移しているか、短期的な視点ではなく、長期的な視点で数字を見て、客観視して判断しています。

たとえば、1週間頑張ったけど、体重が減らないからダイエットを諦めたり、1ヶ月頑張ったけど、テストの点数が取れないから諦めたり、1年頑張ったけど、売上が思うように上がらないから諦めたりするのではなく、その時その時に「数字」を見て、「なぜ、今の数字なのだろうか」、「この数字の原因はなんだろうか」、「ではどうしたらもっと目標とする数字に近づくのだろうか」と主観を入れず、客観視して現状と向き合えるかが、とても重要なことなんじゃないかなと思います。

そうすることで、適切な意思決定や経営判断ができ、結果的にみんなの幸せや組織の成果に繋がっていくと考えています。

僕自身も、これからも自分自身の成長や会社の成長は、「数字ではかる」ことを実践にして、「数字」を見て、自分の立ち位置や現状を把握し、「数字」を見て、更にお客様に喜ばれるヒントを掴んで、「数字」を見て、目的地と現状のギャップを楽しみながらどのようにクリアしたら良いか考え抜いて、挑戦し続けていきます。

ということで、改めまして、皆様、本年度もよろしくお願いいたします。

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【数字で客観視する価値を5つ(ChatGPT参照)】
①客観性の確保: 数字やデータを用いることで、客観的な情報に基づいて判断を行うことができます。主観的な意見や感情に左右されず、客観的な現実を把握することができます。
②比較と評価: 数字は比較や評価の基準として使用することができます。例えば、異なる期間の売上データを比較することで、業績の変化を客観的に評価することができます。
③トレンドの発見: 数字を分析することで、トレンドやパターンを発見することができます。これにより、将来の動向を予測し、それに基づいた戦略や計画を立てることができます。
④意思決定のサポート: 数字は意思決定をサポートするための重要な情報源です。数字に基づいてデータを分析し、結果に基づいて最適な選択を行うことができます。
⑤効率と効果の評価: 数字は活動やプロセスの効率と効果を評価するための指標として使用することができます。例えば、生産性の向上やコストの削減などの目標を定量化し、進捗を追跡することができます。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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