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感染症の怖さ、改めて

新型コロナウイルスの感染は、今後数年は続きそうです。私たちは”Withコロナ”の生活を覚悟したほうがよさそうです。安全で有効なワクチンの開発には2年はかかるという専門家の意見もあります。ワクチンには副反応が無いとはいえず、これまでも新しいワクチンの導入には反対意見が多かった事を考えれば、ワクチンが全世界に普及してコロナを封じ込めることができるとは思えません。コロナワクチンで副反応が出た途端に、人々は接種反対となるでしょう。

コロナを封じ込めるには、確実な治療法と治療薬のほうが希望がありそうです。コロナにかかっても、この段階でこの薬を投与すれば、ほぼ100%治る、という方法が確立されれば良いのですが、それらの開発は簡単ではなさそうです。それまで私たちは”Withコロナ”を前提とした暮らし方、働き方を強いられる事になります。

それにしても、先進国では、感染症はほぼ封じ込められた、と思われてきました。マラリア・結核・AIDS・エボラ・ジカ熱など、最近聞く感染症は主に途上国の問題だと思われていて、衛生状態の良い先進国で多く発症するインフルエンザや肺炎などには、ワクチンや治療薬・治療法が確立されています。

むしろ先進国では、非感染症疾患、つまり循環器系の病気、糖尿病、がん、呼吸器系の病気が死因の上位を占めて、医療の課題とされてきました。そこに新型コロナウイルスが発症し、途上国・先進国を分け隔てなく、世界をパンデミックに陥れる猛威を振るってきたのです。非感染症は主に生活習慣病です。経済水準が上がるとともに、私たちの食習慣や生活習慣の変化によって、生まれてきた病気です。そうした生活習慣病などの基礎疾患を持っている人を特に、コロナウイルスは重症にしてしまうとのことです。

コロナウイルスは、こうした私たちの現代病に罹った人を狙って、進化してきたとしたら・・・・感染症の怖さを改めて感じます。

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