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HSS型HSPってご存知?

はじめまして。都花と申します。
世間に疎いもので、このnoteなるものを全く存じ上げず、先日友人から勧められ筆をとってみた次第です。
まず自己紹介を……と思うのですが、これといって、ご披露するものもなく…普通に義務教育を終え、高校・専門学校を卒業し、社会人として普通に会社で働いておりました。

おりました。過去形であります。

現在は無職者です。巷で言うところのニートってやつですね。しかも、このコロナ渦中で職を失った、ではなく、コロナが流行り出す半年くらい前には有給を消化しておりましたからね。笑
一応正社員として勤務しておりましたので、給料は少ないながらも安定はしていました。「ブラック起業か」と聞かれれば「そうでもない」と答えるでしょうし「人間関係が悪かったのか」と聞かれれば「どちらかと言えば、良くしてもらったと思う」と答えるでしょう。つまり、細々とした不満はあれど、そこそこ普通の会社でした。

「じゃあ何が不満だったんだ」思われることでしょう。私の会社が合わないと思った理由は、
・職場で機嫌の悪い人や、怒鳴っている人の近くにいることが怖い。自分 のせいかも、とびくびくする。もし違ったとしてもどっと疲れる。
・繁忙期と閑散期の差が激しい。閑散期は本当にやることがない。
・なのに繁忙期は一度に沢山の仕事が舞い込んでくる。
・なのでミスをしないように細心の注意をする。しないと失敗する。
・すると細かいことが気になって仕事のスピードが遅くなる。せかされれば失敗する。
・接客対応は評価される。その為クレーム対応を任されることが多い。自分のせいでもない案件でお客様にしこたま怒られ、精神が削られる。
・そもそも大人数で同じ空間にいるのが疲れる。
・会社の駒のように、機械的に扱われることにうんざりする。

……大まかには、こんなところですかね。こんなこと書くと「そんなことで!?」「甘ったれんな!」と叱責の声が飛んできそうですね。ごもっともです。

ところでHSPってご存知?

最近テレビやネットで取り上げられる機会もあって、ご存知の方も多いかもしれないですね。Highly Sensitive Personの略で、繊細で敏感な人という意味。アメリカの心理学者・エレイン・アーロン博士が提唱した概念です。

Depth of processing 
 深く考えをめぐらす。

Overstimulated 
 過剰に刺激を受け取る。

Emotional reactivity and high Empathy 
 人の気持ちに振り回され、共感もする。

Sensitivity to Subtle stimuli 
 些細な事にも敏感になる。

簡単ですが、これらがHSPの特徴です。どれか一つでも当てはまらなければ、HSPではないと言われており、5人に1人の割合で存在しているとされています。

一般に繊細・神経質・内向的と言われる人たちが持つ「気質」です。
生まれ持ったものですが決して病気ではなく世の中のタフな人と
そうではない敏感な人とを2タイプに分けた、ただの概念に過ぎません。
HSP診断引用 

上記から詳しい説明とHSPの診断がありますので、気になった方は診断してみて下さい。特に、自分の事を一回でも発達障害では?と思ったことがある方は、当てはまるかもしれませんので受けてみて下さい。(私もそう思ってました)

この診断をネットで見かけて、やってみたのが約1年半前です。これで、自分がHSPであると分かりました。(90点くらいだったはず)
ここで、私が先ほど挙げた会社を辞めた理由です。HSPの方が苦手としているシチュエーションが満載だったのです。恐らく会社で働いたことのあるHSPの方は心当たりがあると思います。特に一番上。ほんとつらい。

それでは、HSS型HSPとは?

そして自分のHSPという気質を知り納得した私は、さらなる知識を求め、HSP関連の書籍を片っ端から読み漁りました。読めば読むほど、今までは他人に理解されなかったことが、性質として書いてあります。ここで、大きな安心を得るわけです。

しかし、違和感もあったのです。当てはまらない事も、ちらほらと……。
特に、
・暴力的な映画やテレビが苦手。
・人混みや大きな音が苦手。(苦手ではないです。疲れるけど)
・子供の頃周りの大人たちから「敏感」「内気」と言われていた。
・動揺するようなことを避ける。
この辺りは、私には当てはまりませんでした。まぁ、人それぞれですし、全て当てはまらなければいけない事もないわけですが……。

HSPだと思ったのに、もしかして、違うんじゃないの?
納得したはずなのに、不安になります。自分の性格の不甲斐なさを、自分はHSPだと錯覚して、慰めているだけなのでは?

こうなると、気になるのです。
そして調べを進めると違う性質がヒットしました。それがHSS型HSPです。
HSSとは、High Sensation Seekingの略です。刺激を求める人という意味ですね。つまり、HSPとは真逆なのです。
この真逆の性質をどちらも持っている人がHSS型HSPと呼ばれています。

・新しい事を見つけた時、興味をそそられる。でも危ないかもしれないので立ち止まる。熟考した結果、やっぱり行く。
人見知りはしない。誰とでも仲良くなれる。でも本当に信頼しているのは一握り。
・悩みがなさそうとよく言われる。でも実は夜中に悶々と考えている。
・自分の意見ははっきり言う。(私はこう思います、とか)でも誘いを断ったり、辞めるのが苦手。
・期待されたり、押し付けられるのが嫌い。
・外に出る・ひきこもるを繰り返す。
・何かにハマると凝り性。でも飽き性。なので趣味が沢山ある。
・友達と遊ぶのが好き。でも一人の時間は必須。
・人へのアドバイスはポジティブ。自分の事はネガティブ。
・映画や小説を見て一人で泣いている。音楽を聴いても泣いている。
・旅行が好き。知らない土地に行きたい。海外も行きたい。でもおうちも大好き。
これが、私の思い付くHSS型HSPっぽい性質です。私の事です。
大体、相反するものがくっついてますね。自分的にはHSP気質が若干勝っているかな?と思っています。専門的検査はないみたいなので、本当のところ分かりませんが、下記セルフテストでは11個だったので、HSS型HSPだと思っています。男性は13個で該当するそうです。

刺激追求型HSPセルフテスト

HSPは5人に1人(20%程)と書きましたが、HSS型HSPは人口の6%程度だそうですよ。
でもnoteでHSS型HSPの方は結構いらっしゃるみたいです。(既に読み漁っている)私も、その方たちにも共通するのは、
「なんか周りと違うな……」「私が我慢すれば済む話」「どうして分かってもらえないのかな」「……苦しい。生きづらい」
これらの気持ちをほぼ例外なく感じていらっしゃることです。少数なら納得ですね。もはやお約束。
もし、ここまで読んで当てはまっていた方がいらしたら。
大丈夫ですよ。一人ではないです。みんな、思っていますよ。

終わりに

さて、初回から長々書いてしまいました。自己紹介といっても肩書が本当に何もありませんので、内面を書かせて頂きました。

HSPと判明した後、誰かに相談したくて、ネット上で沢山探して、心の師匠(私が勝手にそう思っている)に出会いました。師匠に自己肯定感を引っ張り上げて貰いました。離職後に心と体をたっぷり休ませ、今はとっても穏やかです。
そうなると、お外に出たくなるものです。この情勢下、あまり外出は出来そうにありませんので、これからこのnoteに、日々感じたことや興味のあること、気の赴くままに書いて発散して参ります。

あなたさえよろしければ、またお会いしましょう。





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