◆実践に磨かれて心身になじんだその人独自の近位項体系として、語彙体系や言葉で形成された諸観念体系などもある。「言葉とは器官」でもあるから(丸山圭三郎)、身体の感覚受容器が対象を遠位項として捉えることと、言葉の分節体系で対象を遠位項として捉えることには同一原理が働いているといえる。

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