飛騨高山の小さな神社のお祭り 令和6年「東山白山神社例祭」
2024年5月6日
昨日5月5日は、東山白山神社(岐阜県高山市)の例祭でした。
例年ですと比呂池は午前・午後ともお祭りの役にあたっていますが、今回は午後からはお役御免となり、行列の写真を撮ることができました。
飛騨高山というと、
春の高山祭(4月14-15日)日枝神社の例祭
秋の高山祭(10月9-10日)桜山八幡宮の例祭
が有名ですが、それ以外の神社にも例祭はあります。
東山白山神社は、奈良時代 719年(養老3年)に創建されたと伝えられ、
往時は現在の安川通り鍛冶橋付近にありましたが、戦国時代、飛騨の国主となった金森長近公が、高山の町づくりをする際、京都にならい町の東側に神社仏閣を集め、白山神社も現在の場所に移転しました。
東山白山神社は、4町内+1地区の約140軒の氏子で構成される小さな神社です。高山市内にありますが、地域は過疎と高齢化で年々氏子が少なくなり、お祭りの存続が危ぶまれます。
そんな小さな神社ですが、それなりに「お宝」もあります。
神楽台は、1847年(弘化4年)の創建 3輪で高山では小型の屋台です。
5人も乗っているので、積載オーバー感満々!です。
神輿は1882年(明治15年)の創建 一時期はお祭りの行列に曳き出されていましたが、ここ数年は御旅所で展示しています。
江戸時代(17世紀)の作と言われ、普段は「飛騨高山まちの博物館」(高山市上一之町)で展示されていますが、例祭にはお帰りに・・・
赤色の太鼓枠を飾る龍の彫刻は、名工「谷口 与鹿」(たにぐち よろく)の作
行列の先頭を進む「神楽台」ですが、もともとは太鼓を運びやすくするため木枠に取り付け、移動のために車輪を取り付け、太鼓をたたく人が乗れる大きさになり、見応えがある装飾を取り付け、その時々の人達の工夫で現在の神楽台になりました。
今年のゴールデンウィークは天候も良く、無事に例祭を終えることができましたが、いろいろ課題はあり、いつまで続けられるでしょうか・・・
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