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116.イスラムの犠牲祭

6月16、17日は「イード・アル・アドハー」と呼ばれる犠牲祭です。

初日は配属先を含む、ほぼ全ての施設・サービスがお休みです。
朝の4時頃から、長い時間祈りの言葉が流れました。

ラマダンの約2ヶ月後に行われ、チュニジアではラマダン後の祝祭を「イード・スリーラ(=小)」と呼ぶのに対し、こちらは「クビーラ(=大)」と言われます。

この祭りでは、牛や羊が神に捧げられ、その後に肉を家族や近所の人と頂くのが習慣とのことで、前日には街で多くの羊が取引されていました。

40℃近い中、羊が取引される

しかし、羊は一頭あたり850〜1,000DT(約4.5万〜5万円)と高く、月給が500-600の平均的な家庭では手が届きません。

そのため、代わりに慈善団体に寄付する、友人や近所の家でお金を出し合って購入し、羊肉も分け合うことも一般的のようです。

鶏も普段から売られているので、捌くのに慣れている家庭も多いようです。しかし、地元民によると羊は「とーーーっても大変」とのこと。

朝から町中では、BBQのセットで羊を焼く人が目立ちました。
何もしていませんが、家がすす臭いです😅

こちらの価値観を挟むのはナンセンスなので、家で休みを満喫することにします。

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