92.穏やかな時間
何度目か分からない、レッスンの約束→誰もいないのコンボを受け、手持ち無沙汰になったところで、同僚がお子さんと遊んでいる姿を発見しました。
「未来のC・ロナウドを相手している」
とのこと笑
ラマダン期間中と、明けてすぐの時期は来る青少年が少ないようで、週末とは思えないほど静かです。
特にこの日は、近郊のドゥッガ遺跡でコンサートがあったため、多くの人が出かけていました。
他に2名居る指導員も、”小休止”の状態ですが、特段困った様子はありません。
「来ないんだから仕方ないよね」
という感覚です。
普段は忙しい所属長も、同僚や青少年と談笑しています。
ここでは、時間に追われることがまずないので、気持ちにゆとりが持てると感じます。
「せっかく準備したのに!」
「何度も約束を破るなんて!」
「人の時間を奪っておいて!」
と、日本だったら考えそうですが、ここはチュニジア。
全ての活動は青少年の自主性から始まるので、こちらから何かを押し付けることは好ましくありません(そもそも、何かを強制させてもうまくいきません)。
彼らがそういう選択をした、というだけで、その結果は彼らが受け入れるものです。
これも、「学ぶ機会が減った」くらいのもので、その気があれば後から如何様にでもできます。
こちらとしては、準備を怠らず、静観するのみです。
こんな時は、この穏やかな時間を楽しむことも大切だと感じます。
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