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特別号 福島 4 ー 浪 江 ー

2024年5月20日


*写真は全て2024年2月のものです。


福島復興祈念公園

2024年2月の「福島復興祈念公園」の写真です。
福島復興祈念公園
塔の上部の青い看板は津波浸水深
16.5m


福島復興祈念公園から



鋳鉄地蔵尊像

 溶かした鉄を土製の鋳型に流し込む方法で製作された鋳造の鉄仏です。
 仏像の材質には金属(銅合金、鉄)・粘土・漆・木・石などがありますが、鉄仏は鎌倉時代に関東地方を中心として盛んに造られました。

 浪江町内の仏像を調査された若林繁氏によると、この仏像は鎌倉時代頃の製作と考えられ、高さが127.8cm、鉄の厚みは頭部で1.0〜1.5cmあり、鉄仏としては大きいことが特徴とのことです。手首から先は欠損していますが、左手に宝珠、右手に錫杖を持っていたと考えられています。福島県内に残る数少ない鉄仏の中で、最大かつ最古の資料で、浪江町の有形文化財に指定されました。

 請戸字本町(もとまち)の薬師堂に安置されていましたが、東日本大震災による津波で倒壊し、本尊の薬師如来像とともに流出しました。
 しかし、2015年5月に、請戸川近くの津波による流出物の集積場にて、発見されました。被災した状態から保存処理が行われました。

震災遺構 浪江町立 請戸小学校のご説明から

 

鋳鉄地蔵尊像の胸から上の写真です。鉄製の黒と茶色の色がでています。手首から先は欠損しましたが鼻筋が綺麗に通ったお顔をされていて、唇の表情も豊かです。
鋳鉄地蔵尊像


鋳鉄地蔵尊像の全身の写真です。
鋳鉄地蔵尊像



浪江町内の写真です。大きな木と赤い屋根の小さな祠があります。



浪江町内の写真です。広い田んぼの稲刈り後の様子が写っています。屋根に太陽光パネルのついた家があります。



浪江町内の写真です。「ホテルなみえ」があります。町のシンボルです。



浪江町内の写真です。浪江郵便局です。皆さんの生活を支えています。
浪江郵便局



浪江町内の写真です。ブランコがあります。たくさんの子どもたちが遊ようになるといいですね。



請戸川鮭やな場


 浪江町の中心街(ちゅうしんがい)の南と北に、2本の川があります。北の川は、請戸川(うけどがわ)【別名(べつめい)は泉田川(いずみだがわ)または室原川(むろはらがわ)】といい、南の川は、高瀬川(たかせがわ)といいます。この二つの川は、請戸海岸(うけどかいがん)からおよそ2kmの地点で合流して一本の川になっています。

 秋になると、大量の鮭(さけ)が卵をうむために、海から川をのぼってきます。昔からこの地方の人々は、鮭をとって大切な栄養源(えいようげん)としてきました。江戸時代には、中村藩(なかむらはん)が人工ふ化につとめ、むやみにつかまえることを禁止(きんし)して、資源(しげん)の保護(ほご)に努力したという記録がのこっています。

 明治41(1908)年、川のまわりに住むおおぜいの人々が組合を作り、北川(請戸川)と南川(高瀬川)それぞれに、やな場を作りました。そして鮭をつかまえるともに、人工ふ化場をつくって大量の稚魚(ちぎょ)を育て川に放すようになりました。鮭という魚は、4年後にかならず生まれた川をのぼって卵をうむという習性(しゅうせい)があり、これを上手に利用して作られました。これは他よりも進んではじめられた事業でした。昭和41(1966)年には、今までの二つのやな場をやめ、合流する地点より川下に、東北地方でもっとも長いという120mの金属でできたやな場を作りました。その後、人口ふ化場がいくつもできて、秋になると県内外からおおぜいの観光客(かんこうきゃく)が集まるようになりました。

 鮭が川をのぼっていくのは、9月終わりのころから11月なかばごろですが、このうち最も大量に見られるのは10月半ばから11月初めのころです。

福島県教育委員会


道の駅 なみえ


「道の駅 なみえ」の入口です。布で作られた鮭が飾ってあります。
道の駅 なみえ
布で作られた鮭が飾ってあります。
https://michinoeki-namie.jp/


2020年8月に始動した道の駅「なみえ」。
復興の途中にある浪江町にとって道の駅は、人々のランドマークとして、町の復興のシンボルとしての使命を持って誕生しました。

買い物ができ、食事ができ、ちょっと休憩もできる、町の人々の暮らしを支える場所、そして、町の人たちの新たなチャレンジを支える場所。
新たなチャレンジは町の新しい魅力を産み出し、その新しい魅力が集まって、浪江町は新しい町へと彩りを変えていきます。

道の駅なみえが、町の人たちとつくる「新しいなみえ」にご期待ください。

道の駅 なみえ HP

スマートコミュニティの実現

道の駅なみえでは、太陽光のほか、町内で稼働中の世界最大級の水素製造拠点「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」で製造された水素を用いて発電を行い、照明や空調などで活用しています。

浪江町は町の復興にあたり、「非常時の安全・安心」「再生可能エネルギーの導入」「生活利便性の向上と新たな雇用の創出」などを目指し、「浪江町復興スマートコミュニティ構築事業」を進めています。その事業の一環として、今後道の駅では、再生可能エネルギーを活用しながら、スマートコミュニティの実現に向けて、その拠点としての役割を担っていきます。

道の駅 なみえ HP


浪江FCVレンタカー Fuel Cell Vehicle(燃料電池自動車)

 燃料電池内で水素と酸素の化学反応によって発電した電気エネルギーで、モーターを回して走る自動車です。
 ガソリン車が、ガソリンスタンドで燃料を補給するように、燃料電池自動車は水素ステーションで燃料となる 水素を補給します。

FCVは走行時、CO2排出ゼロ。
浪江水素ステーションの水素は地産地消モデルとして、
浪江町のFH2Rから生産されたグリーン水素を一部供給し、
燃料も走行もCO2排出ゼロ。

https://namie-fr.com/


浪江FCVレンタカーFCVは走行時、CO2排出ゼロ。浪江水素ステーションの水素は地産地消モデルとして、浪江町のFH2Rから生産されたグリーン水素を一部供給し、燃料も走行もCO2排出ゼロ。
浪江FCVレンタカー


ラッキー公園 in なみえまち


 福島の子どもたちは、ポケモンが大好きです。それもそのはず、こんな楽しい公園がありました。ふくしま応援ポケモンの「ラッキー」が迎えてくれます。高さ6メートル。二階建てになっていて、滑り台(スライダー)が二つ、遊びパネルも四種類あります。ポケモン、ピンプクやピィ、ププリン、ベロリンガもいます。

 『Pokémon GO』でも遊べるそうです。詳しくは、以下のHPでチェックしてください。

ラッキー公園 in なみえまちの写真です。ピンクで統一された公園です。
ラッキー公園 in なみえまち
道の駅 なみえ



浪江町役場の写真です。
浪江町役場



浪江消防署の写真です。
浪江消防署



浪江町の夕日の写真です。



浪江町の池の写真です。白鷺が水を飲みにきていました。



夕日とともに、寝ぐらへ帰る鳥たちの群れの写真です。各々がはためいて、綺麗な模様を描いています。右下には、うっすらと真っ直ぐに伸びる飛行機雲が写っています。





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