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「結果が全て」とは

JリーグYSCC横浜所属の安彦孝真選手のツイートを見て

とても興味深く、

自分なりに

この発言の根拠を

考えてみることにしました。


気になったツイートはこちら。



僕が考えるには、

サッカーのスコアは「結果が全て」であるが、

サッカー選手にとっては「結果が全てではない」

という事ではないかなぁと思いました。



この考えになったのはなぜなのかと自問したところ、

まず

“自分が「結果が全て」だと発言するシーンはどんな時か?なぜ言うのか?”

と言う所を考えてみました。


これは、ほぼ試合後のインタビュー時であり、

そして以下のパターンが考えられました。


①試合内容が良くてもワンチャンスを決められ負けた時

 ・自チームの方が優れた内容、やりたいことを表現出来ていた。
 ・主導権を握りながらゲームを進め、何度も狙い通りの崩しからビックチャンスを迎えたが決めきれず、相手のセットプレー1発で負けてしまった。


②試合内容が悪くてもワンチャンスを決めて勝った時

 ・相手が強かった、上手くやられたと認めている。
 ・相手にボールをほとんど支配され、守備の時間が長くしんどい。シュートも20本くらい打たれるが、キーパーのビックセーブなどで凌いでいたところ、カウンターから1発決めて勝った。


③トーナメント、タイトルや昇降格がかかった試合

 ・勝敗により得るもの、失うものが鮮明になる。
 ・決勝戦やツエーゲンで言うと2016シーズンJ2J3入れ替え戦など。


④開幕間もない時期などのチームスタイルが浸透していない時

 ・勝つことによって自信が付き、内容が付いてくると考えている。
 ・スタイルが浸透していない中でも勝ち点を積み上げる重要性を知っているから。
 ・柳下監督に変わった2017シーズン、まだチームスタイルが浸透しておらず開幕から5戦勝ちなし。開幕6戦目ホーム群馬戦で初勝利。どんな内容でも良いから勝利が欲しかった。


⑤番外編「結果が全て」としか説明の出来ないプレー。

   ・2015シーズンアウェイ讃岐戦、チャヨンファン選手のゴール。ツエーゲンのコーナーキックからの流れで、ゴール前からチャンスは無いと感じて自陣に戻ろうと走るヨンファン。いる場所はペナルティーエリアライン付近。数メートル横の相手がこぼれ球をクリアするとヨンファンのケツ?モモに当たりボールはゴール方向へ。誰も触れずゴール!笑)

 映像も貼ってみたのでよかったらどうぞ!

こんなに点を取るつもりないのに、点を取ってしまったシーンは見た事ないです。

プレーを切り取ると結果がすべてと割り切るしかないシーンもありますね。

誰もが予想出来ないプレーが起きるのもサッカーの醍醐味の一つ。

いちいち真に受けているともたないです!



番外編は別として、

結果の内側にある内容からくる負けた悔しさ、

それでも勝った喜び、

言い訳じみた発言を呑み込む、

次の試合に切り替える為に使っていると思いました。

だから試合のスコアに対して「結果が全て」と発言しているのかなと。



当たり前ですが、

「プロ」が「結果」を求められる事は当然です。

そして、自身に求める事ももちろん。


「結果」はプレーヤーとしての価値を高める最大の要素であり、

ファン、サポーター、スポンサーに大きな喜びをもたらすものと考えています。


しかし、先に書いたように

サッカー選手として「結果が全てではない」事も多くあります。


個々にはそれぞれが持つストーリーがあり

試合で「結果」を出すための準備をしています。

ピッチ外では地域貢献や情報発信など

すべき事もあります。

チームには理念や目指すべきものがあります。

結果のみを求める方もいるかもしれませんが

多くの方はもがきながらも勝利を目指すチームや僕達のプロセスに共感してくれているのではないでしょうか。



人として成長出来ることの多くは「結果」以外の所にあると思います。

僕はこれからも試合のスコアに対しては「結果」をしっかり受け止め、

一選手としては信念やプロセスを大切にしながら成長していきたいと思います。



最後に

今回のテーマの元である安彦さんにとって

2020シーズンは

Jリーガーラストイヤー!

最後にどデカい「結果」とその「生き様」を観せてくれるのを楽しみにしています!



ありがとうございました。




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