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工場で働くということ

一般職の事務と違って工場での現場作業は体を動かすのが仕事です。
工場での作業範囲が広ければ広いほど、いろんなところへ動かないといけないしチームとの連携も考えて動かないといけないので
要領よく立ち回るにはそこそこ頭で考えないとけいないことも多いです。

例えばA、B、Cという作業場があったとして、他の作業員がAとBにいたら自分はCへ行くという感じです。
慣れてくるといちいち誰も指示しないで暗黙の了解で動きます。

空気を読むというやつですが、初めのうちはこれが上手くいかず、AとBで作業している人がいても
Cには行かず、AやBの場所へ行ってしまったり、他のどうでもいいことをしてしまうのでそういう人には、なにかにつけて指示するという感じになります。

こういう失敗は自分も経験しているので、何度も痛い目にあって覚えました。

それと工場はベテランから新入社員まで、経験値や年のレンジが広いです。
10代や20代だと物覚えが早く、てきぱきと動くので入社して、数年もしたら戦力として使えるようになります。
逆に50代ぐらいになってくると、明らかにパフォーマンスが落ちミスも多くなりがちです。

もちろんミスもなくめちゃくちゃ動く50代もいますが、若い人と比べると当然ながらどこかしら劣る部分は出てきます。
こうなってくるとほとんどの作業ができるようになり、仕事を覚えた一部の若い人は40代以上のおっさんをマウントしてきます。

自分より動きが遅くミスもしがちで要領が悪い人は、見ていてイライラするというやつです。
しかも自分より使えないおっさんのほうが給料を多くもらっているので、なおさら攻撃対象になってしまいます。

不平不満を言うようになり陰口がすごいです。
現場作業という同じ職場で働く以上、出世しないで使えないまま年を取るとけっこうきついよねという話でした。

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