コロナ より 五輪 の政治家たち

自民党は、Go to キャンペーンを延長することを提言していますね。キャンペーンを止めることは、是が非でもしたくないようです。
地方で、時短営業の依頼が出ているにもかかわらず、国は旅行を食事を推奨する歪な状態。一体、どこ見て政治をしているんでしょうか。

アクセルとブレーキを踏むとはよく言ったもので、今の政府は自動車教習所の生徒の如し、教官がブレーキを踏んでるにも関わらずアクセル全開です。このままでは、医療崩壊の壁に激突することは目に見えています。

確かに、現状でGo to キャンペーンを止めたなら、来年の春までは解禁できないでしょう。コロナは季節性の可能性が高いですから、冬の間は再開は無理だと思います。

本来、コロナに合わせて全体を見るならばGo to キャンペーンは、春から秋にかけて実施し、冬の間は抑えるようにするのが筋です。

やはり、ここでGo to キャンペーンがやめられないのは、オリンピックを意識しているのが自然です。

全体が自粛ムードになってしまうと、経済だけでなく、オリンピックを開くことに対して強い逆風を吹かすことになります。オリンピックは多くの利権と自民党の有力者も多数絡み、面子の問題にもなる重大な案件ですから、失敗に終わらせるわけにはいきません。

日程を逆算すると、冬から春にかけてはコロナ対策も含めて準備を進めなければならないので、国民全体が気持ちが盛り上がらないと、この状況下で進めるのが非常に難しい事情があります。

ここで政府が「Go to キャンペーンを中止します」と言うと、それだけ危機的状況なのだと国民に意識させることに繋がり、オリンピックの実現はさらに遠のきます。

政府としては、「安全対策をしっかりすれば、オリンピックを開いても大丈夫なのだ」と言う方向に国民の気持ちを持っていきたいのでしょう。そう考えると、この矛盾した状況にも納得がいきます。

しかし、「オリンピックをコロナに打ち勝った証」と菅総理を言っていますが、それはコロナに打ち勝ってから言う話であって、オリンピックの日程ありきで考えるは順序が違います。

希望を与えるオリンピックのせいで、間もなく見えてくる医療崩壊の地獄絵図を考えると暗澹たる気持ちになってきますね。

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