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デジタル時代の行列を考えてみよう

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デジタル化が進む現代社会において、「待つ」という行為はどのように変化しているのでしょうか。テーマパークや人気ラーメン店での行列は今も昔も変わらない光景ですが、デジタル時代ならではの新しい「待つ」形態が登場しています。本記事では、デジタル時代の行列について考察し、その変遷と今後の展望を探ります。

デジタル時代の新しい行列

オンラインショッピングでの「待機」

最近の経験として、新作のシルバニアグッズをオンラインで購入しようとした際、発売と同時に完売してしまうという状況がありました。実際に並ぶ代わりに、スマートフォンを片手に発売時間を待ち、購入を試みるという新しい形の「行列」が生まれています。

行列の歴史:昔から今へ

1980年代:ドラゴンクエスト発売日の行列

  • 店頭に長蛇の列

  • 社会問題化(学校を休んで並ぶ生徒の出現)

1990年代:コンサートチケット購入の徹夜組

  • ファンによる熱狂的な行動

2000年代:Apple製品発売日の行列

  • Apple Storeの前に長蛇の列

2010年以降:オンラインショッピングの普及

  • デジタル上での「待機列」の登場

なぜ人は待つのか?

人々が行列を作り、待つ理由には以下のようなものが考えられます:

  1. 「限定」「先着」という言葉の魅力

  2. 希少なものを手に入れた時の満足感

  3. 取り残される不安や流行に乗り遅れたくない気持ち

  4. 困難を乗り越えた達成感

  5. 待っている間のワクワク感

デジタル時代になっても、これらの心理は変わっていません。むしろSNSの普及により、希少品を入手して投稿したいという欲求が強まっている可能性もあります。

ビジネス戦略としての「待つ文化」

企業や店舗が意図的に「待つ文化」を作り出すケースもあります:

  • 並んでいる店の方が魅力的に見える現象の利用

  • 限定数量の販売による購買意欲の刺激

  • メディアの注目を集めるための戦略

  • 転売目的の購入者の出現

デジタル時代の行列の未来

今後、行列文化はさらに進化する可能性があります:

  • VRやARを使用した仮想的な待機体験

  • メタバース内での新しい形の行列

まとめ

デジタル技術の進歩により、行列の形は変化しても、人々が何かを求めて「待つ」という本質的な行動は変わらないでしょう。これからも、ワクワク感や刺激を求めて、人々は新しい形の「行列」を作り続けるのかもしれません。

皆さんは最近、何かを買うために待った経験はありますか?オンラインでしたか、それとも実際に並びましたか?ぜひコメント欄でお聞かせください。

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