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釉薬の考察

こんばんは!あー☆です。

先日の陶芸で私が作った石灰透明釉を、先生の作品に掛けて焼成してもらいましたが、見事に失敗したとのことです(^-^;

今日は都合が合わず、陶芸に行けなかったので次週に確認してみたいと思います。

上にあります石灰透明釉というのは長石、石灰、粘土、珪石を原料とした、1,250度付近でガラス化する釉薬です。

石灰は溶融剤といって溶ける温度を下げる役割があります。長石や珪石、粘土は1,250度では溶けないので溶けやすくする石灰を一緒に入れてるのです。

石灰の代わりに亜鉛華などでもいいのですが、価格が高いのと、無機顔料の中には亜鉛華を嫌う(発色が悪くなる)ものもあり、今回は止めました。

溶けていない?

先生いわく、釉薬がガラス化していないとのこと。ガラス化していないということは電気窯の温度が足りていないか、私が調合を間違えたかです。

調合は先生の指示通りなので窯の雰囲気が1,250度ではなかったのかもしれません。置く位置によって温度もバラついたりするみたいです。

解決法

私は陶芸家ではないので、解決法はあまり浮かびません(^-^;

窯の温度を上げれば解決しそうですが、窯はいじらないとすると、釉薬が溶けてガラス化する温度をさらに下げるのかなと思いました。

フリット

温度を下げるものに、「フリット」というものがあります。

フリットはガラスやガラス化した釉薬そのものを粉砕したものです。

作った釉薬にフリットを混ぜるというより、フリットが釉薬そのものとも考えられるので、フリットと粘土と水を混ぜて擦るだけでよいのかなと思われます。(違ったらすみません。)

このフリットは、一度釉薬原料を高温で溶かし、ガラス化したものなので不純物がほとんど無くなっています。

また長石や珪石などの生原料に比べて嵩(かさ)が少なくなり、薄塗り出来ることや、釉薬が綺麗な透明になるようです。また顔料もフリット釉だと綺麗に分散し、発色がよくなります。

タイルなんかの釉薬はフリットをつかい、薄塗りし、透明度をあげ、低温で焼いています。低温で焼ける=燃料費を下げるメリットがあるみたいですね。

先生は陶芸ではフリットはあまり使わないと言ってましたが、持っているとのことなので、フリット釉も一緒に作って石灰透明釉と比較してみようと思います。

趣味で始めた陶芸ですが、かなりハマっています。陶芸は療育目的で養護学校などでも取り入れられてるみたいです。

皆様も趣味として陶芸はいかがでしょうか(^_^)

最後までご覧いただき、ありがとうございました!












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